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完全ワイヤレスイヤホン Master & Dynamic MW07をレビュー

約7分
完全ワイヤレスイヤホン Master & Dynamic MW07をレビュー

Master & Dynamicの「MW07」

B&OのBeoplay E8という完全ワイヤレスホンを使い始めて1年が経ちました。完全ワイヤレスイヤホンのメリットは何と言っても「ケーブルからの解放」なわけですが、デメリットとして考えないといけないのが「Bluetooth化や小型化による音質の低下」「音切れ」「バッテリーの持続時間」などがあります。

完全独立型のワイヤレスイヤホン「B&O Beoplay E8」を使い始めたのでレビュー

今回、新発売されたMaster & Dynamicの「MW07」を提供して頂いたので、B&Oの「Beoplay E8」との比較も交えてレビューしたいと思います。

完実電気株式会社(MASTER & DYNAMIC国内正規代理店)
https://kanjitsu.com/

Master & Dynamicはニューヨーク生まれのイヤホン、ヘッドホンブランドで、音質はもちろんのことデザイン性の高いプロダクトで人気のブランドです。今回レビューする「MW07」は11月29日に発売されたばかりの完全完全ワイヤレスホンで、「グレイテラゾ」「スティールブルー」「トータスシェル」「マットブラック」の4色展開になっています。

Master & Dynamic 完全ワイヤレスイヤホン MW07 高音質/AAC, Apt-X対応/Bluetooth対応/防滴トータスシェル 【国内正規品】
Master & Dynamic
Master & Dynamic ノイズキャンセリング完全ワイヤレスイヤホン MW07 PLUS 高音質/連続再生10時間/Apt-X対応/Bluetooth対応/防滴トータスシェル 【国内正規品】
Master & Dynamic

amazonでの価格が36,176円(2018年12月8日現在)なので、Beoplay E8の29,902円(2018年12月6日現在)よりは少しお高くなります。

Master & Dynamic MW07 B&O Beoplay E8
サイズ イヤホン 25×22.2×28.3mm
ケース 64.6×26.8×45.1mm
イヤホン 23×20×25mm
ケース 73×47×33mm
重量 イヤホン 約9g
ケース 約76g
イヤホン 約7g(右)、約6g(左)
ケース 約45g
Bluetooth 4.2準拠 4.2準拠
バッテリー寿命 3.5時間 4時間
充電ケース 3回分充電可能 2回分充電可能
防水レベル IPX4 IPX4
形式 ダイナミック型 ダイナミック型
ドライバー径 10mm カスタムベリリウムドライバー 5.7mm
付属品 Fit Wings(2サイズ)、イヤーチップ(5サイズ)、ポーチ、USBアダプタ、USB-C充電ケーブル Sportイヤーピース(Mサイズ)、シリコンイヤーチップ(4サイズ)、充電用ケーブル、クイックガイド

外観

まずは外観をチェックしましょう。今回のカラーはスティールブルーになります。

付属品のUSB-CケーブルとUSBアダプター。私はMacBook Pro持ちなので、USB-Cはありがたい。

イヤーチップは装着済みのMサイズ以外にXS、S、L、XLが付属します。

Fit Wingsも装着済みのSサイズと別にLサイズが付属します。

充電ケースとポーチ。

充電ケースを開けたところをE8と比較してみました。E8はマグネットで固定されるので逆さまにしても落ちることはありませんが、MW07は逆さまに開いてしまうとイヤホンが落ちてしまいます。形状からして逆さに開けることはないですが。

そして本体。鼈甲のような柄が高級感を醸し出します。

E8との比較。

着脱式のFit Wings。ゴム素材のようで耳が痛くなったりすることもありませんでした。

装着感

装着感は、Beoplay E8よりも見た目大きいのですがFit Wingsのおかげかイヤホンが落ちそうという不安は感じません。
自撮りは難しいので、息子に装着して写真を撮ってみました。

まずはBeoplay E8。横から見た目はMW07よりも小さいですが、厚みが大きいです。イヤーチップのみでの固定になるので、イヤーチップがフィットしないと落ちてしまう不安があります。

続いてMW07。見た目は前に突き出すので大きく見えますが、厚みは薄いのでそれほど大きさは感じません。Fit Wingsが秀逸で、装着してしまえば顔を振っても落ちるそぶりはありません。

ボタンの操作性ですが、Beoplay E8は物理ボタンではなくセンサーのため慣れるのにコツが必要なのと、反応にタイムラグがあったり、上手く反応してくれない事があるのですが、MW07は物理ボタンになっているので操作性は良好で反応も問題ありません。ボタンの作りがもう少し高級感があると更に良いと思います。
右側イヤホンには1クリックで再生/一時停止、2クリックでスキップ、3クリックで1曲巻き戻し。左側イヤホンのボタンはボリュームアップとボリュームダウンのボタンが独立してあります。

音質

音楽関係の人間ではないので、音質を語るのは憚られるのですが、MW07を着けて初めの1曲を再生してビックリしました。Beoplay E8ではこもったような音もBluetoothなのでしょうがないと思っていたのですが、MW07の音は本当にワイヤレスなの?と感じてしまいます。特に低音はBeoplay E8よりも遥かにクリアに聴こえますし、高音もシャカつかずに余裕が感じられます。Beoplay E8は非常にオーソドックスな音質なのですが、MW07を聴いた後ではすっかり物足りなく感じてしまいます。

接続安定性

これも抜群です。Beoplay E8では左右のイヤホンの接続が切れて片側しか聞こえなくなったり、満員電車などではノイズが入ってりするのですが、MW07では接続が切れることは1週間ほどの間には1回もありませんでしたし、ノイズが入ることもありませんでした。同じBluetooth4.2準拠なのに、何故こんなに違うのかは分かりませんね。

良いところ/悪いところ まとめ

良いところ

  • 抜群な音質。量販店でも他のワイヤレスイヤホンを視聴しましたが、こんなに音場が広いのには驚きです。
  • Beoplay E8のデザインの方が好みではありますが、MW07もなかなか良いデザインです。
  • USB-C接続。MacBook Pro使いとしてはアダプタ使わなくて済むのは嬉しいです。

悪いところ

  • ケースが昔のiPodのような鏡面仕上げステンレスなのですが、すぐに手垢がつくし、多分傷も付きやすいのではと思います。ステンレスなのは良いと思うのですが鏡面仕上げでなくても良かったのではと思います。ケース付属なのも納得です。
  • やはり、バッテリーの持続時間3.5時間は他と比べてしまうと物足りないですね。私の使い方では全く問題はありませんが。
  • 価格が3万円台前半まで下がったら、ライバルがいないんじゃないかと思います。

1年間、3万円クラスのB&Oの「Beoplay E8」を使っていてケーブルレスの利便性からワイヤレスから離れることはもう出来ないと思いつつ、音質や音飛びには目をつぶってきました。今回Master & Dynamicの「MW07」もレビューのために1週間ほど使って終わろうと思っていたのですが、完全にMW07に乗り換えることになりそうです。を使ってみて、完全に乗り換えモードです。同価格帯の通常のイヤホンにも引けを取らない音質だと思います。多くのメーカーから完全ワイヤレスイヤホンが出揃ってきましたが、音質に関しては価格帯に関わらず大きなバラツキがあるのではと思います。
今回レビューしたMaster & Dynamic「MW07」は、価格面とバッテリー持続時間が許せる方にとってはかなりお勧めできる完全ワイヤレスイヤホンだと言えます。

同価格帯の完全ワイヤレスイヤホン(2万円オーバー)

完全ワイヤレスイヤホンも沢山の種類が出てきました。














 

<2019年11月22日 追記>

Master & Dynamic MW07を使い続けて1年近くになりました。音質は角も取れてとても気に入っていて、この1年で多くの完全ワイヤレスイヤホンが発売されましたが、買い換える気も起きません。
しかし、最近になり充電ケース側のバッテリーが少ししか充電されなくなってしまいました。充電をしても3つあるランプのうち1つだけしか緑に点灯しません。ワイヤレスの宿命なんでしょうかね。ケースは単体で売られているのですが、15,125円となっており気軽に購入できる価格でもないので悩んでおります。ケース交換で完全に元に戻る保証もないですし…。

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