大人の科学マガジン付録の小さな活版印刷機ですが、付属の文字が少ないので1回刷ってみて終わりになってしまいそうなので版を自作してみようと思いました。亜鉛版や樹脂版を発注してもいいのですが、自前の機材にレーザーカッタ「Podea」があるので、できるところから始めてみます。
レーザーカッター「Podea」を使ってダイカットマシン用の木版を以前作ったので、同じ要領で作ってみます。
木版を使ったレタープレス https://jittodesign.org/post-12101-12101/
小さな活版印刷機で刷れるサイズは名刺サイズまでで、付属の秀英明朝ひらがなやCenturyの英数字で162個。どうしても刷れる文章には限界があります。
そこでレーザーカッターの「Podea」を使って、木版を作ってみます。
1.5mmのベニア板を使いました。私が所有している3WモデルのPodeaでも楽にカットできます。
Podeaでのカットの様子です。
ベースには3mmの杉板を2枚と1.5mmのベニア板を使います。ベースのベニヤ板には反転した絵柄をレーザーカッターで焼き込んで下絵にしました。
レーザーカッターでカットした文字をあてがってみました。もっと大ぶりな絵柄だけにすれば良かったと後悔…。コロンやピリオドが転んでしまうのではという不安が。
ピンセットと鉄筆を使って、木工ボンドで何とか接着しました。
コロンやピリオドなどは、木工ボンドで補強しておきます。
ベースの杉板に接着します。
付属の文字盤のサイズを参考にしたので、サイズ的には小さな活版印刷機にピッタリと収まりました。
実際に刷った様子を動画にしましたので、ぜひご覧ください。
上手くいかず改良すべき部分もありますが、これはこれで刷ってて面白かったです。「貂明朝」使ってデザインしても面白そうですね。
拝啓 Jittodesign 様
レザーカッターを使用した記事を大変興味深く拝見させていただきました。印刷の動画を見ましたら、ハンドルの操作でローラーが活字の下まで届いていません。届かない原因は、ローラーの左右にL字構造の部分がありますが、ローラー取り付け後このL字をターンさせるのが正しい設定です。印刷の動画を見ましたらこのL字部品をターンさせていないように見られます。もう一度本誌50ページの左一番下に記載されていますイラストをご覧の上、ローラーをターンすればハンドル操作だけで、活字盤の下部分までローラーが移動するはずです。お試しください。狼狽心ながらお知らせ申し上げます。
コメントありがとうございます。
届いた嬉しさのあまり、慌てて組み立てたので1手間飛ばしてしまってました。
届かない時点で気が付かないのもダメですね。
ご指摘ありがとうございます。
今後とも宜しくお願いします。
繁體中國r-o-China這邊也也開始賣了ㄝ
1150左右
活字を切り出すところで全部または一部のパーツを繋いでおいて、後でナイフで繋ぎ部分を削って低くしておけば、
並べる手間がはぶけると手を動かさないで考えました。
コメントありがとうございます。
そういう方法もアリですね。卓上CNCとかあれば、もっといろいろと面白いこともできそうなんですがお高いんですよね。