今年は動画撮影をと思いα7S IIIを手に入れ、普通であればジンバルに手を出すのが王道なのですが、私が選んだのはLAOWA 24mm F14 2X MACRO PROBEなのでした。そのうちジンバルにも手を出してしまいますが…。
LAWA 24mm F14 2X MACRO PROBEとは
LAWA 24mm F14 2X MACRO PROBEはマクロレンズなのですが、まずはその外観を御覧ください。
外で構えたら銃刀法違反で捕まりそうなこのレンズは、24mmのマクロレンズです。新しいレンズではなく発売は3〜4年前だったと思います。主な仕様はこんな感じです。
焦点距離 | 24mm |
開放F値 | F14 |
画角 | 85° |
レンズ構成 | 19群27枚 |
絞り羽根 | 7枚 |
最短撮影距離 | 470mm |
最大撮影倍率 | 2倍 |
ワーキングディスタンス | 20mm |
フォーカス | マニュアルフォーカス |
寸法 | 38mm✕408mm |
重量 | 474g |
最大の特徴はその鏡筒の長さで、小さな昆虫などを脅かさずに近づいて撮影できるのです。私の目的はそうではありませんが。鏡筒先端にはLEDライトを備えており、暗所での撮影と開放F値:F14を補うことができます。もう一つの特徴は防水機能を備えていることです、コップの中やちょっとした水辺であれば突っ込んで撮影することができます。
外観は玩具レンズのように感じますが、お値段は20万円近くします。GMレンズが買えるお値段…。
こんなレンズ、買う人いないと思いますが、一応同梱物をご紹介します。ケースはソフトケースとジェラルミンケースが付いてきます。その他はLEDライトへの給電用ケーブルが2本で、そのうち1本が調光できるタイプです。あとは説明書関係のみです。
レンズ先端とLEDライトです。LEDライトの利用には給電しながら撮影する必要があるので、モバイルバッテリーをどう保持するかを考えないとですね。でもリグとかで重装備にはしたくない。調光は10段階での調整が可能で、光量的には十分かと思います。
試し撮り
いろいろと撮りたいアイデアはあるのですが、とりあえず試し撮りをしてみました。このレンズで動画を撮影する際に必須なのが、先日購入したスライダーです。
感想
絞りがF14からなので背景までを明るく写そうとするときちんとライティングする必要があります。こんな時にもα7S IIIの高感度が約には立ちますね。被写体が動く撮影では三脚で固定していればいいですが、カメラ側を動かすとなると確実に手ブレすることになるのでスライダーが必須です。マニュアルフォーカスですが、このレンズの用途では問題にはならないと思います。欠点も沢山あるし、気合を入れないと使えないレンズですが、このレンズでなくては撮れない絵があります。