jittodesign blog

デザインやグラフィックソフト、カメラなどに関するブログです。

電動スライダー YC Onion HOT DOG 3.0

約5分

YC Onion HOT DOG 3.0

YC OnionというメーカーですがAmazonの撮影機材で見かけることはありましたが、どんなメーカーかは知りませんでした。2017年に設立された撮影機材の専門メーカーだそうで、今回購入したスライダー以外にも雲台やクイックリリースプレート、LEDサイトなどを製造販売している中国の会社です。

HOT DOG 3.0の電動スライダーは60cm/80cm/100cm/120cmと4種類の長さが販売されていましたが、私は100cmをチョイスしました。特に理由はありませんが、手持ちで持ち歩くこともなさそうなのでなるべく長いタイプで、120cmだとちょっと取り回しが大変そうかなという理由です。

同時に購入したのが、三脚サポートアームです。床置きの場合は必要ありませんが、三脚にセットした際に端の方にカメラが移動した際にグラついてしまうのを防ぐためのアームです。しかしこのアームですが、三脚の高さを変える度に長さを再調整するのがかなり面倒で、結局はコンパクトな一脚をサポートアーム代わりに使うことにしましま。

シンバルメーカーの「ZHIYUN」と「DJI」と共同開発されているので、HOT DOG本体にジンバルをセットすることでアプリからスライダーの動きだけでなくジンバルの動きも制御できるようになっています。残念ながら対応するジンバルを手元に持っていないので、先のお楽しみに取っておきたいと思います。去年までZHIYUN WEEBILL Sを持っていたのですが手放してしまったので、近々DJI RSC2を買おうかと思っています。

Hot Dog 3.0の本体はカーボンファイバーと航空用アルミニウム合金でできていて、私の購入した100cmタイプで2.48kgととても軽量です。バッテリーはNP-Fバッテリーが使えます。

100cmのサイズを選びました
NP-Fバッテリー

梱包物はスライダー本体、モーターモジュール、アクセサリーツール、収納ポーチ、日本語取扱説明書となっています。

使い勝手の良さそうな収納ケースがついています

手動と電動の切り替えが簡単に行なえますが、基本電動での可動を主体に考えたほうが良さそうです。手動ではトルク感が無いので等速でのコントロールが難しいと思われます。
スマートフォンに専用アプリ「YC Onion」を使用することで、スマートフォンでのコントロールができます。

スライダー撮影

平らな場所にスライダーをそのまま設置するか、三脚にセットします。三脚にセットする場合はサポートアームを使用することで荷重が端に掛かった際の揺れを抑えることができます。先ほども書きましたがサポートアームの代わりに一脚を使用したほうが実用的かと思います。

サポートアームの代わりに一脚を使用

スライダーの雲台に自由雲台を取り付けて、そこにカメラをセットします。

スライダーの裏側にプレートを付けます

電源ユニットの電源を入れてモーターモジュールかアプリで設定をおこないます。使い方としてはA点とB点の位置を設定し、移動速度を設定したら、電動で移動させるというシンプルな操作です。

YC Onion HOT DOG 3.0の特徴として、スライドの軸を可変させることでスライドと同時にカメラの向きを動かすことができます。

スライダーの端にあるネジを回転すると
スライダー中央のアームを移動させることができます
軸が移動したことでカメラを固定しているプレートが回転する仕組みになっています

騒音に関して

それなりに作動音はするので、静かな場所での撮影ではモーター音や走行音が入ってしまいます。私の場合はほとんどが映像だけで良いので問題はありませんが、シチュエーションによっては注意が必要だと思います。

動きのスムーズさ

他のスライダーを使っていないのでわかりませんが、動きのスムーズさは満足しています。三脚を使用する際に、端に行った際に下がってしまう可能性があるので、サポートアームや一脚などでしっかりと固定する必要はあります。

移動速度

下の動画が最大速度での撮影です。カメラから30cmほどの距離のキーボードを撮影しました。低速側はかなりゆっくりの速度で動かすことが可能です。当たり前ですが、動き始めと停止前は移動速度が遅くなっています。

使ってみての感想

ジンバルと違って電動スライダーは正確に同じ移動を繰り返すことができるのがメリットだと思います。YC Onion HOT DOG 3.0は軽量で丈夫な電動スライダーですし、インテリアの撮影などではかなり使えると思います。軽いといっても大きいので車移動でないと一人で屋外に持ち出すのは難しいと思いますので、そのへんもジンバルとの使い分けになるのかと思います。
製品自体の作りはとても良いと思いますし、モーターのパワーも必要十分かと思います。モーター部分のデザインや液晶表示がもう少し洗練されているともっと売れるんじゃないかとは思いますが。
サポートアームの使い勝手が悪かったのが誤算でした。格安の一脚を2本買ったほうが良いと思います。
今回はまだ使えていませんが、DJIやZHIYUNのジンバルと組み合わせてコントロールすることができるので、そうするともっと複雑な動きの動画を正確に撮影できると思います。

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