jittodesign blog

デザインやグラフィックソフト、カメラなどに関するブログです。

BENROのギア雲台 GD3WH

約4分

ギア雲台の購入

昔から欲しかったギア雲台なんですが、ギア雲台ってお高いんですよね。Arca Swissのなんて20万円もするし。手が届きそうなところではLeofotoのG4+NP-60あたりかManfrottoがありますがManfrottoはクイックシューが特殊だし、G4+NP-60は良さそうだけど6万はする…。そこで目をつけたのがBENROのギア雲台GD3WH。
BENROは先日購入したLeofotと同じく中国ブランドの三脚メーカーで、日本での知名度は低いけどプロ向けの三脚などを製造しています。価格コムで調べても3万以上はするGD3WHが、Amazonで12,550円(税込)で販売されていました。なんと半額以下。安すぎる値段に躊躇してしまいますが、こんなこともないとギア雲台買わなそうなので思い切って購入してみました。なぜAmazonだけこんなに安いのかは不明です。

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外観の印象

全体的な形状はManfrottoのギア雲台と似ています。3way雲台と同様にパン、チルト、傾きを個別に調整するのですがギア雲台は名前の通りギアによって細かい微調整が正確におこなえるようになっています。通常の3way雲台って締め込んだときに微妙に動いてしまいますし、自由雲台も正確な位置決めは苦手ですが、ギア雲台はその正確な位置決めがきっちりとできます。

価格が価格なのでそれほど高級感があるわけではありませんが、本体はしっかりとマグネシウム合金で作れらています。本体の重量は740gで耐荷重は6kgとなっています。

特別高級感があるわけではありませんが、質実剛健な感じ

手持ちのプレート類はアルカスイス互換に統一しているので、そのまま使えるのがポイント高いです。

プレート形状はアルカスイス互換

パン、チルト、傾きの可動部分には目盛りがついています。

3箇所の可動部分には目盛りがついています
簡易的な水平器も搭載

可動域ですが、チルト方向は90°〜-15°なので真上に向けたい場合はカメラを逆向きにマウントする必要があります。

BENRO GD3WHの操作方法

各ノブは2重構造になっていて、内側の手裏剣みたいなノブが自由可動のロックになっていて半回転させてロックを解除するとフリーに稼働させることができます。外側の通常の形状のノブを回すと微動するので正確に位置合わせをおこないます。手裏剣ノブで大体の位置決めを素早く行い、通常ノブで正確に微調整するという手順です。手裏剣ノブが動きが硬いので馴染んでもう少し軽くなると良いのですが。

外側のノブが微調整、その内側の手裏剣上のノブが自由可動のロックになっています

プレートのロック解除は一旦途中まで緩めて引っ張って再度緩めるという2段階方式になっています。カメラの落下が防げるので安心感があります。

安全機構付きのプレート機構

先日購入した三脚Leofoto LS-323Cやブーム HC-32とのバランスもよくて安心しました。

一番レフのカメラでも十分使えると思います

私のギア雲台の用途は物撮りがメインになりますが、三脚にブームを付けて真俯瞰で撮影しようとすると自由雲台では緩めた途端に位置が大きくずれてしまいます。3way雲台でもノブの締め付け時にずれてしまうことが多いのですが、ギア雲台であれば正確に構図を調整することが可能になります。

ギア雲台であれば、正確な構図が楽にできます

通常の雲台よりも機構が複雑なギア雲台なので、耐久性が心配ではあるものの最近の中国製ブランドはよく考えられている製品が多いですね。低価格でギア雲台を必要としている方はBENRO GD3WHは選択肢に入れてもいいと思います。

中国からの発送でしたが、4日後に横浜の自宅に届きました。

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