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新型ワイヤレスイヤホン Master & Dynamic「MW07 PLUS」レビュー

約6分

Master & DynamicのMW07のレビューして1年が経過しました。すっかりお気に入りになり、ほぼ毎日使い込んできました。バッテリーの保ちが悪くはなってきましたがそれ以外は快適に愛用してきました。

完全ワイヤレスイヤホン Master & Dynamic MW07をレビュー

そのMW07にノイズキャンセリングが搭載された新型「MW07 PLUS」が発売され、今回も完実電気株式会社さんから提供してい頂いたので、早速レビューさせて頂きます。

完実電気株式会社(MASTER & DYNAMIC国内正規代理店) https://kanjitsu.com/

見た目はMW07との違いは分かりません。ステンレス素材の充電ケースの美しさもそのままです。1年間使い込んだステンレスケースは、当初すぐに傷だらけになるだろうと不安でしたが以外にも購入当初の輝きを保ってくれています。

イヤホン本体を比較してみましたが、アセテート素材を使った高級感のある表面も健在で、安っぽさは皆無です。MW07では「スチールブルー」カラーにしたのですが、今回のMW07 PLUSでは「トータスシェル」にしました。あとの2つ「ホワイトマーブル」や「ブラッククオーツ」もべっ甲柄の高級感が活かされていて迷うところです。充電のための接点が2点から3点に増えているのが外見上の違いです。

個人差がありますが、MW07を気に入っている一つの点に装着感があるのですが新型MW07 PLUSでも変わっていないことに安心しました。耳への収まりの良さに大満足です。付属品のイヤーピースはXS/S/M/L/XLの5種類で変わっていませんが、耳への収まりを左右する「Fit Wings」はSmallとLargeの2種類からS/M/Lの3種類に増えているので、より調整の選択肢が増えています。

スペックの比較

外観はほとんど変わっていないMW07 PLUSですが、性能がMW07からどう変わったのか、スペックを比較してみます。

製品名 MW07 MW07 PLUS
オーディオ性能 ダイナミック型10mm ダイナミック型10mm
Bluetooth Bluetooth 4.2 Bluetooth 5.0
バッテリー:本体 最大3.5時間 最大10時間
バッテリー:本体+ケース 最大14時間 最大40時間
コーデック AAC、aptX SBC、aptX
重量 本体:9g
ケース:76g
本体:9g
ケース:84g
急速充電 未対応 対応
ノイズキャンセリング なし あり
外音取り込み なし あり
防水性能 IPX4 IPX5

一番進化したのんはバッテリー性能でしょう。3倍近くアップしています。MW07のバッテリーが弱ってきていたので、大変嬉しいバージョンアップです。

ノイズキャンセリング性能の検証

MW07 PLUSではVolマイナスボタンの長押しでオン/オフが切り替わります。ノイズキャンセリング付のワイヤレスイヤホンも増えてきましたが、MW07 PLUSのノイズキャンセリングは少し控えめです。それが悪いということはなく違和感なく使うことが出来ますし、低い騒音はしっかりと防いでくれています。もともとの遮音性能が高いので、特に必要性を感じないノイズキャンセリングですが、電車内などでは効果的です。

ただし、ノイズキャンセリングをオンにしていてもケースに戻すとオフにリセットされてしまうので、設定を維持してくれたほうが使いやすいと思います。

外音取り込み機能(アンビエントリスニングモード)の検証

MW07 PLUSではVolプラスボタンの長押しでオン/オフが切り替わります。ノイズキャンセリングに続いて新機能の外音取り込みを試してみました。音楽を聴いていない状態でオンにしてみましたが、イヤホンをつけていない状態よりも聞きやすくなるので効果は感じることが出来ます。ノイズキャンセリング機能と同様ですが、極端に効果を出そうというよりは影でサポートする程度に敢えて留めてるのかもしれません。

音質をMW07と比較

「MW07」の方は1年間使い込んできているので正確な比較にはなりませんが、新品の「MW07 PLUS」と聴き比べてみました。やはり新品の「MW07 PLUS」の方が音が立ってるように聞こえます。MW07がしっとりと感じていたのが、MW07 PLUSはよりボーカルの声がクリアに感じます。1年前にMW07を初めて聴いた時の感動が蘇ったようなに感じるので、MW07の角が取れただけかもしれません。新品の「MW07 PLUS」は低音のボリュームも十分ですし、高音の抜けもさらにクリアです。どちらもしっとりとした印象なので、ハードロック系よりもメローなボーカル系の曲に向いていると思います。

MW07がAACコーデックに対応していたのに、MW07 PLUSではSBCとaptXになりiPhoneではSBCコーデックで接続されることに不安がありましたが、私が聴いている曲ではそれほどの違いは感じませんでした。聴く曲によっては高音域で若干の違いが感じられるかもしれません。せっかく性能がいいのでAACに対応されなくなったのは残念です。ただSBCで危惧されるホワイトノイズは発生しませんでした。

いずれにしても心地の良いサウンドは健在で、完成度の高さはワイヤレスイヤホンの中でもピカイチだと思います。

物理ボタンは使いやすい

MW07が他のワイヤレスイヤホンより優れてる点の一つに物理ボタンがあります。これまでタッチセンサーのイヤホンをいくつか使いましたが、どれもストレスの溜まる使い勝手でした。やはりリモコンボタンは物理ボタンに限ります。

MW07 PLUSではアンビエントリスニングモードやノイズキャンセリングもボリュームボタンの長押しでON/OFFが切り替えられるようになりましたが、これがタッチセンサーだったらと思うとゾッとします。

MW07 PLUSの気に入った点

  • バッテリー性能の向上
  • 急速充電への対応
  • ノイズキャンセリング搭載
  • 外音取り込み機能の搭載
  • 防滴性能のアップ(IPX5準拠)
  • 変わらぬ完成度の高い音質

MW07 PLUSの不満点

  • AACコーデック非対応
  • ケースに収めるたびにリセットされてしまうノイズキャンセリングとアンビエントリスニングモード

4万円オーバーのイヤホンなので高価ですが、これだけの音質のワイヤレスイヤホンは少ないと思います。更に唯一の不満であったバッテリー性能が大幅に上がったので、ストレスなく使い込んでいけそうです。iPhone使いの方は特にAACコーデックとの違いを聴き比べてから購入することをオススメします。

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