バランス接続を試してみたい
購入したDAPのDX160 ver.2020ですが、4.4mmバランス出力が可能です。アンプとイヤホンの相性もあるので必ずしも良い音になるとは限らないようですが、せっかく付いているのだから使ってみたいです。
Sennheiser IE 40 Proをリケーブルしてバランス接続できるようにと思ったのですが、IE 40 Proは特殊な独自規格の端子なので選択肢が大幅に狭まってしまうようです。そこで以前から気になっていたイヤホン、final A4000を買ってみました。finalは川崎にあるオーディオ機器の会社で、昨年発売したA4000の評判が気になってました。このA4000用の4.4mm 5極ケーブルもfinalが発売しているので合わせて購入しみました。
そうなんですよ。イヤホンよりケーブルのほうがお高い…。まぁ、ケーブルは大切って聞きますので。
final A4000
カラーはダークネイビーで、色が地味な印象ですが形状が角ばっていて特徴的な造形です。イヤホン本体のほか、キャリーケース、5サイズのイヤーピース、イヤーフック、マニュアルが付属しています。
キャリーケースは非常に携帯性がよく、使いやすそうです。
イヤーピースは専用のケースに入っていて、SS/S/M/L/LLとサイズも豊富でサイズごとに色が違う親切設計。
付属のイヤーフックを使うことでシュア掛けが安定します。
まずは付属ケーブルで視聴
A4000付属のφ0.78ケーブルでDX160 ver.2020と接続して聴いてみました。
非常に装着感がよく、軽快です。IE 40 Proはフック部分の針金が固くて取り回しが割るのですが、A4000のイヤーフックの方が私の耳には合います。肝心の音質ですが、開封したてのエージング前なのもありますが、レスポンスが良く軽やかな印象です。普段遣いのIE 40 Proも高音寄りのイヤホンなのですが、A4000の方が全体の音域がクリアに分離して入っている感じがします。低音は音量は控えめですがIE 40 Proよりも輪郭が伝わってきます。
多くの方がコスパを絶賛しているのも納得です。
4.4mmバランス接続にリケーブル
いよいよ4.4mmバランスにリケーブルです。final シルバーコートケーブル 2Pin 1.2m 4.4mm 5極バランス 【C106 2P12EZCLEH】が届きました。
開封! シルバーがアクセサリーのように輝いております。
リケーブルするためにA4000からケーブルを抜いてみました。本体上が「+」で下が「−」となっているそうですが、ケーブル側に「L」「R」の表記もありますし、コネクタに突起があって逆には差し込めないようになっています。final純正のケーブルですから、特に戸惑うこともなく付け替えることができました。
A160 ver.2020の4.4mmバランス出力に差し込んで、聴いてみました。初DAPのA160 ver.2020を初めて使った時も感動したのですが、今回も同じく感動。オーディオの世界って凄いんですね。中域のボーカルの声が断然美しく聴こえます。高音も刺々しさが取れて余裕のある印象です。全体の分離感や解像度、音場の広がりも1曲聴いただけではっきりと違いがわかりました。エージングが終わるのが楽しみです。