α7 IIIからα7S IIIへ
4年半ほど前にNIKONからSONY α7IIへと撮影機材を鞍替えし、2年と少し前にα7IIからα7IIIへと、だいたい2年くらいでカメラをアップデートしてきた最近ですが、α7IIIも2年以上使い込んできたので今回α7S IIIを購入しました。もう1年も前に発売になってるのでカメラなのでスペック的なことは書きませんが、無印α7と比較して高感度耐性が高く、画素数を低くすることで階調再現に優れているようです。
前回Batis 2/40を購入した記事を投稿しましたが、本当はこのα7SIIIが本命で発注していたのですが一向に入荷の知らせが来ない。折角1年頑張ったご褒美なのに、そこで待ちきれずにBatis 2/40をポチってしまったのでした。そんな中α7Ⅳが発売され、とても魅力的なスペックでしたが、やっぱり「S」が欲しい。画素数が必要な撮影のためにα7IIIはストックしておきますし、これから動画撮影もどんどん増やしていきたいという宣言でもあります。
ほぼ毎日α7SIIIの入荷情報などを眺めていたのですが、昨日お値段はそこそこで在庫ありの店舗を見つけたので、当初発注してあったお店にはキャンセルをさせていただき、無事α7SIIIを手にすることができました。
2年ほど使い込んだα7IIIとα7SIIIのツーショットです。重さはα7SIIIの方が499g重くなってますが、レンズを付けてしまえばその差を感じることは無さそうです。
α7SIIIの方がグリップが深くなってます。手の大きい私は握りやすくなったと思いますが、慣れてしまえばα7IIIも握りづらかったわけではありません。
液晶がチルトタイプ液晶からバリアングルタイプに変わりました。しかもタッチパネルです。正直チルトタイプで不便を感じることはありませんでしたが、動画撮影ではバリアングルの方が便利なのでしょうか。
RECボタンの配置が変わりました。α7IIIではファインダーの横にありましたが、α7SIIIでは上部に置かれています。α7IIIでのRECボタンの位置にはα7SIIIではC1ボタンとなりました。
またダイヤルのMモードとムービーが隣り合わせになり、マニュアル露出派の私には嬉しい改良です。
α7IIIとα7SIIIの画質の違い
α7IIIは2420万画素、α7SIIIは1210万画素と半分になりました。低照度の環境では圧倒的にα7SIIIが良いのですが、十分に明るい環境では画素数の違いかα7IIIの解像感が高く感じます。ただその違いもインクジェットプリンターでA3程度に出力した位ではほとんど変わらないような気がします。
シチュエーションにもよりますが、α7 IIIではISO3200くらいまでが常用として使っていましたが、α7S IIIでは32000くらいまでは平気に使えそうな気がします。
撮れなかったシチュエーションでの撮影を可能にするカメラ
α7SIIIをもっと使い込まないとハッキリしたことは言えませんが、SONYのα7における無印とSとRの棲み分けはかなりハッキリしていて、それは画素数はもちろんなんですが、α7SIIIは動画に特化しているというよりは低照度での撮影に特化していると言った方がいいような気がします。明るいシチュエーションでも画素数の少ないα7SIIIの階調再現がもっと良くてもいいのになぁと言う思いもありますが、何よりこれまで撮影できなかった低照度での撮影が可能になったことは素直に素晴らしいと思います。
動画撮影も楽しもう
せっかくα7SIIIを手にしたので、静止画だけでなく動画も楽しみたいと思います。これまでもジンバル使ってたのですがあまり使う機会がなく手放してしまったので、DJI RS2を買おうかな。どうせならスライダーも組み合わせたら楽しそうです。
α7SIIIと一緒に購入したモノ
必要最低限のモノだけ同時に購入しました。α7SIIIはSDカード以外にCFexpress TypeAが使えるのですがまだまだ高価なのでV90対応のSDカードを2枚購入しました。そして定番の液晶保護フィルムとカメラストラップを購入。カメラストラップは毎回悩むのですが、動画でも使うことを考えるとストラップの着脱が簡単にできるPeakDesignのスライドライトにしました。
α7IIIからα7SIIIへと移行してみて
まだ数日しか使っていないα7S IIIですが、購入候補としてα7Ⅳという選択肢もありました。使い勝手では羨ましい機能も搭載されています。それでもあまり迷わずにα7SIIIに決めました。そして手元に届いて手に取った瞬間に、間違いがなかったことを確信しました。うまく言葉にできないですし、7Ⅳをまだ見ていないのですが、それでもそう感じてしまうものが日に日に伝わってきます。
また、オールマイティーなノーマル7と7Sはハッキリと棲み分けをすることが出来るので、α7IIIはこのまま手元に残して稼働してもらうつもりです。理屈的に言葉にすると、α7SIIIの暗所耐性はこれまで諦めたシーンでの撮影を可能にすること、そして動画撮影の機材として優れていること、この2点が大きかったです。
動画よりも静止画の撮影が多いのですが、それでもα7SIIIの優位性は十分にあると感じているのでメイン機として使い倒したいと思います。