次回の製本ワークショップは、「無線綴じ+スクリーン印刷」
来月に製本ワークショップがあるのですが、前回は「仮フランス装」をやったので今度は何をやろうかと。
前回はポートフォリオセミナー内での製本コーナーということでしたが、今回は純粋に製本ワークショップにしてもらいました。
あまり難しい説明をしたり、難易度の高いことをやるよりは、まずは作る事を楽しんでもらうのが近道かと思いまして、モノ作りを経験してもらいます。
まだ確定ではないのですが、製本は手製本の基本「無線綴じ製本」にしようと思います。無線綴じならワークショップの時間に余裕が持てそうなので、プラスアルファで何かやれるのではと思いました。そこで私がブックカバーを用意しておいて、スクリーン印刷や布用のマーカーなどで自由にデザインしてもらう時間を作ろうと思います。
スクリーン版は簡単な図形を用意しておいて、選んだインキをスキージで刷ってもらい、プラスアルファで布用のマーカーやクレヨンで自由に描いてもらおうと考えてます。
ブックカバーを作らねば…。
そのためにはブックカバーを作らないとなのですが、果たして私に作れるのでしょうか?
できるだけシンプルで簡単な作り方にしました。自信ないので少しずつステップアップしていきます。
ミシンと糸はあるので、新宿Okadayaで帆布を買ってきました。
設計というほどではないですが、使う布の寸法はW487mm×H234mm
布は帆布11号で、針16号、糸#30を使います。
手順
- ①のラインで布を表側に折り、アイロンを掛けて折り目を付けたら縫います。
- ②のラインで布を裏側に折り、アイロンを掛けて折り目を付けたら縫います。
- 袋状になった布をひっくり返します。
- ③の部分を布用のアイロン接着テープで留めます。
布の断裁
まずは台紙を作って布を切ります。家にあった鋏が切れなくなってたので、鉄製の裁ち鋏を購入しました。
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位置決めとアイロン掛け
両端を10mmほど折って、アイロンを掛けます。
表紙のサイズの台紙をガイドにして袖の位置を決め、アイロンを掛けておきます。
ミシン掛け
両側の10mmを折り返した箇所にミシン掛けする。
袖の上下にあたる箇所もミシン掛けをします。台紙をガイドにして縫う位置を決めました。
縫い上がりました。
接着テープで天地を留める
袋状になっているので、ひっくり返します。
全体的に折り目にアイロンを掛け、天地の縫っていない箇所をアイロン接着テープで接着します。
ブックカバー完成!
これで完成しました。
もっときちんと作る方法もありましたが、今回は製本セミナーに使うためなのでこれで良しとします。
ミシン縫いの技術がないので、きちんと収まるか心配でしたが大丈夫なようです。布が厚いので、表紙の用紙も厚めのものを使った方が良さそうです。背幅を6〜7mmに納める予定なので、表紙の紙厚と本文のページ数で調整しようと思います。
製本ワークショップは定員8名でおこないますが、即日満席になったので翌週にもう1回増設することになりました。
ということは、ブックカバーを最低でも16枚を作らないと…。
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