jittodesign blog

デザインやグラフィックソフト、カメラなどに関するブログです。

HHKB Professional Classicを買ったので静音化した

約6分

REALFORCEとHHKB

自宅のiMacでは東プレ REALFORCEを、MacBook AirにはHHKB Professional BTを使っていますが、今回HHKBを買い足すことにしました。REALFORCEとHHKBは共に静電容量無接点方式を採用していて心地いいキータッチをもたらしてくれているのですが、打鍵感はかなり違いがあります。打鍵感に酔えるのは断然HHKBで、他のキーボードを使いたくなくなるほどなのですが矢印キーが無かったり、テンキーが無かったりでタイピングの効率を考えてiMacではフルサイズキーボードのREALFORCEを使っておりました。
またHHKB Professional BTはBluetooth接続なのですが、単三電池で3ヶ月動作するとはいえ電池切れの心配をする必要があったり、Bluetooth接続であることでの不安定さを感じておりました。具体的には突然Bluetoothが途切れてしまったり、スリーブ復帰で電源長押しが必要だったりとストレスになっていました。

けっこうなキーボードがストックされてきた
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Type-SかClassicかの選択

考えた結果MacBook Air用に有線接続のHHKBを購入することにしました。そうすると選択肢はHHKB ProfessionalのHYBRID Type-SかClassicかの2択となります。

Type-SはUSBケーブル接続とBluetoothの有線・無線どちらでも接続可能なHYBRID仕様で、キーストロークは他モデルより0.2mm短い3.8mmに調整されている高速キー入力仕様。これは静音リングが軸上部にあるためのようで、静音仕様になっておりHHKBらしいスコスコといった打鍵音になっております。またキーリマップ機能に対応しており、キー割り当てを変更することができます。

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ClassicはUSBによる有線接続のみで、キーストロークは4mmのままで静音リング無し。キーリマップにも対応しておりません。

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Type-SとClassicの両方を試すことができたのですが、Type-Sと比べるとClassicはカチャカチャと打鍵音が確かに大きめになります。

Classicに決めた理由

静音性、HHKBらしい打鍵感、2つの接続方法、キーリマップ機能とType-Sの方がClassicよりも優れていることが沢山あります。

それでもClassicを選びました

理由をそれぞれ書きますと、静音性打鍵感はHHKB BTの時もやったのですが、自分でOリングを入れれば良いのです。

HYBRUD Type-SはUSB接続とBluetooth接続ができるのですが、そもそもBluetooth接続が嫌で購入するので必然的にUSB接続でしか使いません。Bluetooth接続のために単三電池を入れる必要もありません。

最後のキーリマップはKarabinerでこれまでも設定していたので、わざわざHHKBのキーマップ変更ツールを使う必要もありません。

そして、これがClassicに決めた最大の理由なのですが、
Classicの方がフォルムがキレイなのです。

写真で比べてみると分かると思うのですが、Type-Sが手元にないのでBTで比較してみます。Bluetoothに対応するモデルは単三電池を搭載するためにキーボード奥側に単三電池を入れる出っ張りがあります。
Classicはその出っ張りが無く、キーボード上部が直線でスッキリとしていて、とてもとてもキレイです。

右側のBT同様HYBRIDモデルも電池室の出っ張りがあります
Classicはスッキリとしたフォルムで美しい

決めた理由の最後に追加すると、Type-Sの打鍵音ですが中央付近のキーと端のキーやスペースキーなどでかなり音が変わります。特にスペースキーは私が触った個体ではスコッというよりはガチャ音がしました。私の静音化したBTモデルではそのような現象がないので、静音化のOリングの線径によるのかもしれません。

ClassicをOリングで静音化してみました

手元に届いたClassicですが、たしかに静音化したBTと比較してもカチャカチャ音がします。以前と同様にオーリング ドットコムさんからOリングを取り寄せました。

ローリング ドットコム https://xn--o-7eu7hjb.com/

前回と同様に線径0.5mm、内径7.0mmのNBR-70-1というOリングです。

NBR-70-1(線径0.5mm、内径7.0mm)

キーボードのバラシ

キーキャップを外します

届いて30分後にバラされるClassicさん

Classic本体裏面のネジを外して裏蓋を外します

裏蓋を開けると保証外になるでしょう
BTモデルと若干違いますが、青いケーブルは外さなくてもいけました

基板上のネジをすべて外して、基盤を外します

このゴムの中にはバネがあるので、そっと外します

キーを支える部品を天面から外します。前回と同様ですがreturnキーとcontrolキーは構造が違うのでそのままとしました。

部品のツメが欠けていきますが、気にしない

Oリングをはめる

Oリングをセットしていきます。同時にシリコンスプレーを綿棒で塗布しました。天面の設置箇所にもシリコンスプレーを塗布しています。

組み立て

あとはバラシと逆順に組み上げていけば完成です。

裏蓋を開封した時点でメーカー保証の対象外になると思われます。あくまでも自己責任でお願いします。

静音化したClassicの打鍵音

Oリングで静音化したClassicが完成しました。REALFORCEとHHKB Classicのノーマル状態と比較してみました。

HYBRID Type-Sよりも優れたClassicの完成

1回触っただけのType-Sには失礼ですが、私のClassicの方が断然カワイイです。

今回使用したOリングは線径0.5mmなので、4mmのキーストロークが3.5mmにショートストローク化しました。これ以上線径の大きいOリングだと打鍵感が変わってしまうと思うのでオススメしません。Type-Sがストローク3.8mmなので、それよりもショートストロークになったわけですがそれ程打鍵感は違和感ありません。

シリコンスプレーを塗布していますが、1年以上使っているBTモデルはシリコンスプレーを塗布するメンテをしていなくても音が大きくなることはないので、塗布しなくても大丈夫かもしれません。

HHKBは去年「雪」という真っ白なモデルが限定販売されましたが、自分的にはこのアイボリー色の方がしっくりします。真っ白は汚れが目立ちますし、アイボリーの方がプロフェッショナルっぽいでしょ。

ClassicはHHKBのキーリマップソフトが使えないのですが、KarabinerやKeyboard Maestroがあるので問題無さそうです。MacBook Air用と思ってましたが、iMacでも使っちゃうと思われます。

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