jittodesign blog

デザインやグラフィックソフト、カメラなどに関するブログです。

キャプチャーボード「AVerMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUS」を導入

約7分

Roland V-02HDからのHDMI映像をMacに取り込むためにキャプチャーボードを導入しました。Mac対応のキャプチャーボードは選択肢が少なく、パススルーが必要な場合は「Elgato Game Capture HD60 S」かこの「AVerMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUS」かのほぼ2択になるかと思います。
パススルーが必要ないのであれば、「Elgato Cam Link 4K」が遅延も少なくオススメです。

結果的に「AVerMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUS」選択しました。「Elgato Game Capture HD60 S」も一時使っていたのですが、OBSに接続するのにOBS Linkアプリを介さないといけなかったり、QuickTime Playerでは認識せずに録画は専用ソフト上で行わないといけなかったりと、あまり使い勝手の良い製品とは言えませんでした。
「Elgato Cam Link 4K」はパススルー機能はありませんが、遅延も少なく直接USBポートに挿せるシンプルな使い勝手なのでMacユーザーで使われている方が多い製品です。
Windows使いであればもっと沢山の選択肢がありますし、ソフトウェアに関してももっともっと使い勝手の良い状態で運用できると思われますので、環境があるのであればWindowsでの運用がオススメです。

この「AVerMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUS」ですが、4Kパススルー、1080p/60fpsに対応していることが売りになっています。また本体にmicroSDスロットを搭載しており、PC/Macに接続しなくても単体で録画することが可能です。

製品ページ https://www.avermedia.co.jp/jp/product-detail/RECentral_Express

開封

いかにもゲーム配信好きなゲーマーがターゲットな外観ですね。見た目的には「Elgato Game Capture HD60 S」や「Elgato Cam Link 4K」の方が断然いいですが…。

同梱物
  • AVerMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUS
  • USB 2.0ケーブル(1800mm)
  • HDMIケーブル(500mm)
  • 3.5mm ステレオオーディオケーブル(4極)(1800mm)
  • CyberLink PowerDirector 15 for AVerMedia ライセンスキーコードカード
  • クイックガイド

仕様

接続インターフェイスUSB 2.0(Micro-B)端子
入力端子HDMI 2.0
ヘッドセット端子(4極)
パーティーチャット端子(4極)
出力端子(パススルー)HDMI 2.0(4Kパススルー対応 – ※HDR非対応)
ヘッドセット端子(4極)
最大入出力解像度3840 x 2160p 60fps
最大録画解像度1920 x 1080 60fps
エンコード方式ハードウェアエンコード
搭載モードPCモード、単体録画モード、カードリーダーモード
録画形式MP4(PCモード – RECentralをご使用の場合)
MOV(単体録画モード)
静止画形式PNG(RECentralをご使用の場合)
Mac対応付属ソフトウェアRECentral Express(Mac版)
電源5V / 1A(USBポート / USBアダプター / モバイルバッテリーで給電)
本体寸法147 x 57 x 47(mm)
本体重量約185.5g

Macの動作環境

対応OSmacOS 10.13 以上(RECentral Expressをご使用の場合)
デスクトップパソコンCPU:2.9 GHz クアッドコア Intel® Core™ i5 以上
グラフィックボード:NVIDIA® GeForce GT 750M(1GB GDDR5メモリ) 以上
メインメモリ:16GB 1600 MHz DDR3 以上
ノートパソコンCPU:2.8 GHz クアッドコア Intel® Core™ i7 以上
グラフィックボード:AMD Radeon™ Pro 555(2GB GDDR5 メモリ) 以上
メインメモリ:16GB 2133 MHz LPDDR3 以上

ソフトウェア

RECentral Express

録画・ライブ配信・動画管理/共有などのためのソフトウェアです。以前はWindows版しかありませんでいしたが、Mac版もリリースされました。動画配信サービスのアカウントを登録しておけば、ライブ配信が始められます。また、PIPやクロマキー合成にも対応しています。
https://www.avermedia.co.jp/jp/product-detail/RECentral_Express

設定ツール(Mac版)

Beta版ですが、Mac専用の設定ツールです。

Macとの接続

  1. 本体のモード切替スイッチをPCモードにします。
  2. HDMI IN端子とデジカメやiPad、ゲームなどと接続します。
  3. 本体とMacを付属のUSBケーブルで接続します。
  4. 対応するソフトで録画・配信などを行います。

QuickTime Playerで録画する

普通にQuickTime Playerでデバイスとして認識してくれます。

OBSで使用する

Elgato Game Capture HD60 SではOBS Liks.appというElgato製アプリを介さないと認識しませんでしたが、AVerMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUSではOBSのキャプチャデバイスとして普通に認識してくれました。

OBSで使えるのは確認できましたが、そうとうMacに負荷が掛かりますね。Windowsでも同じなんでしょうか。

単体での録画

面白い機能なのですが、「AVerMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUS」はスロットにセットしたmicroSDに録画してくれる「単体録画モード」があります。最初は使わないだろうと思っていたんですが、意外に便利です。オンライン授業でも録画して配信することもありますし、Macの作業画面、iPad画面、デジタルカメラの映像などをRoland V-02HDでミキシングして、その映像を再度Macで録画するよりは「AVerMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUS」で録画できるのはMacへの負荷も掛かりません。「カードリーダーモード」に設定することでMacからでも録画データにアクセスが可能です。

肝心の遅延を検証

ライブ配信やZOOMなどのWebミーティングなどに使用する上では、遅延が問題になります。ただし、この遅延はキャプチャーボードだけでなく、HDMIケーブルやUSBケーブルなども関係するので、遅延が発生していたらまずはケーブルをハイスピイードのタイプに換えてみるのが良いかと思います。

ゲーム配信では使用しないのでゲームでの検証はしていませんが、デジタルカメラ側の映像とキャプチャーボード経由でMacに取り込んだ映像を比較したところ気になる遅延はありませんでした。ZOOMなどのWeb会議で使ってもまったく問題ないと思います。

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