購入したMacBook Pro(2016)の構成
2016年12月の初旬に購入したMacBook Pro 15インチ スペースグレイの構成は、下記になります。15インチのカスタマイズとしては、グラフィックボードを「Radeon Pro 460」にしたのと、SSDを1TBにしたことぐらいです。MacBook Proの15インチモデルは全てTouch Bar搭載となってたので、強制的にTouch Barのお世話になることになりました。
- 2.7GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)
- 16GB 2,133MHzメモリ
- Radeon Pro 460(4GBメモリ搭載)
- 1TB PCIeベースSSD
- Thunderbolt 3ポート x 4
- Touch BarとTouch ID
- JISキーボード
購入時にもレビューを書いています。
「MacBook Pro(Late2016)レビュー」 https://jittodesign.org/macbook-pro-9026/
Touch Barの不満点
噂ではTouch Bar非搭載のモデルが出るかもしれないそうですね。非搭載モデルに「Touch ID」が付いているならTouch Bar非搭載モデルを今の私なら選ぶでしょう。その理由を書き出してみます。
クリック感の無い不安
以前の物理キーの場合は指をキーの上に乗せといて押し込むという動作でしたが、Touch BarはiPhoneなどでのタップ操作に近くなります。物理キーの時の指の触覚によるインフォメーションが無くなったことで、直感的なクリックが出来なくなりました。慣れの部分もあるとは思いますが、ブラインドタッチ出来ていたファンクションキーがTouch Barになってから目視で確認しないと押せなくなってしまいました。
Barの位置が切り替わる
Touch Barの最大のメリットはアプリケーション毎に表示や機能が切り替えられることですが、逆にいちいち目視で確認する確認しながら押さないといけないデメリットもあります。グラフィックソフトなどの使い慣れたアプリケーションの場合は、Touch Barに対応したとしても結局Control Stripよりもショートカットを使うことが多くなるのではと思います。1
escキーを間違えて押してしまう
これが一番困るんですが、手がデカい私は夢中で作業している際に左手の小指でescキーを押してしまうことがあります。Photoshopで一生懸命フィルターの設定をしている時にescキーを押してしまった時の悲しさったら…。escキーだけは物理的なボタンにして欲しかった。
Touch Barの可能性には期待しています
不満をあげたTouch Barですが、不満点が改良されることも考えられますし、その不満点を吹っ飛ばすようなキラーアプリが登場する可能性もあると思います。タッチパネルを搭載しないmac OSですから、革新的な役割を担っているんだと思います。
Touch IDは便利なのでTouch Bar非搭載でも残して欲しい
非常に便利な「Touch ID」。Macのロックを指一本で解除できるなんて便利すぎます。ただ、App Store経由でないアプリケーションのアップデートなどは結局パスワードを入力することになるのが残念。管理者パスワードは全てTouch IDでパスできるようには出来ないんでしょうかね。
MacBook Pro(2016)自体はとても満足できるプロダクト
Touch Barへの不満を書きましたが、それを差し引いても2016モデルは満足しています。画面表示の色域が広がったこと、処理速度が上がったこと、薄く軽くなったことなど、買い換えて正解だったと思います。キータッチやType-Cポートに統一されたことなどにネガティブなレビューも多いですが、Touch Bar以外には不満点は全く無いです。
キータッチ
キーストロークが浅くなり、タイピング音がうるさいとのレビューもありますが、確かに以前のように叩くようにキータッチするとうるさいとは思いますが、浅いキーストロークに合わせたタイピングをしていればそれ程うるさくもありませんし、タイピングで指が疲れることもありません。
Thunderbolt 3 ポート
これまで使っていたUSB3.0の周辺機器はアダプタを使って接続することになります。ただし、これからはUSB3.1 Type-Cの周辺機器がもっと増えてくるでしょうから、特に不満には思いません。ただSDカードがカードリーダーが必要になってしまったのは残念かなぁ。持ち歩くアダプタ類は確かに増えてしまいました。
電源もUSB3.1 Type-Cで取れる
これは便利ですね。一つはMacBook Proの左右どちらのポートからでも電源が取れるようになったこと。右側にコンセントがあった場合には、回り込まなくても右側のポートに差すことができます。そしてもう一つの大きなメリットは電源アダプタ側もType-Cになりアダプタからケーブルが着脱できるようになりました。これまで何度となく断線した電源アダプタも断線しづらくなりますし、万が一断線したとしてもケーブルだけ交換すれば大丈夫です。