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【Podea】Podea-01で初めてレーザー彫刻加工しました。

Podea-01 Type-F

今日届いたPodea-01ですが、これまでPodeaさんのサイトで見ていた製品と若干ですが違いがあるようで、最初に躓いたのがフォーカスツールの形状がサイトで見ていたモノと違ってることでした。これは私が購入したPodea-01のモデルがType-Fとなっており、レーザーヘッドが焦点距離30mmの仕様に変わったことに寄るようです。

Podeaのサイトの製品ページも更新されていて、焦点距離以外にも、作業エリアが広がっていたりと、さまざまな改良がおこなわれているようです。更に、レーザー出力が現行の1.6Wから3Wのオプションが選べるように5月中〜末になるそうです。後からでも交換できるなら、3Wのレーザーヘッドに交換したいところです。

Podea http://www.podea.net/

レーザーポイント機能が追加されたので、目視での原点合わせも楽になってます。

早速、お試し

セッティング

レーザーで燃やすので、異臭が発生するためダクトを窓から外に出します。Podea-01にACアダプタで電源を供給し、USBケーブルでMacBook Proと接続しておきます。

レーザーヘッドの高さ調整

Podea-01 Type-Fはレーザーの焦点距離が30mmなので、フォーカスツールも30mmのものに変更になっています。レーザーヘッドと材料の間にフォーカスツールを当てて、レーザーヘッドの高さを調整します。調整はレーザーヘッド横にあるネジを緩めて、フォーカスツールにちょうど当たる高さにしたら再びネジを締めておきます。フォーカスツールを抜いたら、Podea-01の蓋をしまておきます。

お試し加工は、Podea-01に付属してきた検査が刻印されたMDFの裏面でおこないました。ParallelsでWindowsを起動したら、Podeaソフトウェアを立ち上げます。インストールされたPodeaフォルダ内にテスト加工用のデータが用意されているので、Podeaソフトウェアで読み込みます。
Podeaソフトウェアの「電源ボタン」をプレスして、Podea-01の電源を入れます。Podea-01のレーザーヘッドが原点に移動するので、MDFの左上の位置をレーザーヘッドの中心に目測で合わせてPodea-01の蓋を閉めます。

準備ができたらPodeaソフトウェアの素材セレクトエリアで「木材彫刻」を選んでから、「加工ボタン」をクリックしていよいよ加工スタートです。出力が1.6Wなので予想通り時間が掛かりましたが、出来上がりはとても満足いけるクオリティでした。

Illustratorで作成したデータからレーザー彫刻

続いてMacのIllustrator CC 2015で作成したデータからレーザー彫刻してみました。レーザー彫刻であれば、Illustratorのドキュメント(RGBモード)に塗りを「ブラック」で作成するだけなので非常に簡単です。IllustratorのデータをParallelsのWindows側に渡して、Podeaソフトウェアで開きます。PodeaソフトウェアはIllustratorファイル(.ai)に対応しているので、Macを使っていても非常にスムーズです。

先ほどと同様にレーザー加工してみます。昔作った名刺用のデータを、ヒノキの名刺シートに刻印してみました。名刺シートがかなり反ってしまってるので、マスキングテープで固定します。

Podea-01の覗き窓から、加工の様子を覗いてみました。写真撮るならもっと綺麗にマスキングすればよかった…。照明が付いたので、加工中の様子も確認しやすいです。

ヒノキシートが柔らかいので、ちょっと出力が高すぎたかもしれません。

7級くらいの文字サイズでもくっきりと刻印されています。

やはり、材質毎に出力と速度のデータを取りながら、検証を続けていかないとダメですね。あと、目測での位置合わせには限度があるので、原点位置合わせのための突き当てを用意したいと思います。

初めてのPodea-01の感想

出力パワーがもう少しあれば、切断能力も加工スピードも速くなるでしょうから、3Wのレーザーヘッドが気になりますが、私の予定ではレーザー彫刻と紙の切断がメインになりそうなのでそれほど影響はないのかもしれません。
まだ彫刻のテストをしただけですが、彫刻部分のクオリティにはとても満足です。もっと安いレーザーカッターも出てきてますが、製品自体の品質や安全性を考えたら良いチョイスをしたと思います。

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