MOFT Floatが到着して1ヶ月ほど使ったのでレビューします。私はkickstarterで支援していたのですが、Makuakeでの出資募集も終了しているので欲しい方は一般販売になるのを待つことになりそうです。
MOFT FloatはiPad用のスタンド付きケースです。これまでのMOFTシリーズと違い金属製のヒンジが2箇所で使われています。
横置きスタンドモード、縦置きスタンドモード、フローティングモード
3つのスタイル
2箇所のヒンジのお陰でiPad Floatは3つの使用スタイルが用意されています。
横置きスタンドモード
私の場合はこの使い方がメインになっていますが、通常のスタンド付きケースと違うのはヒンジが使用されていることで角度が無段階に調整できることです。
縦置きスタンドモード
iPadを縦向きにしても横置きじのスタンドが支えてくれます。角度の自由度は制限され、iPadの上部を押してしまうと倒れてしまうので注意が必要です。
フローティングモード
MOFT Floatの名の通り、このモードが一番の特徴となります。2箇所のヒンジのお陰でiPadを机面から8cmほど浮かせることができます。
Apple Pencilとの組み合わせは使い勝手いい
丈夫なヒンジのお陰で角度の自由度が高く、画面に手を当ててApple Pencilを使っても角度が変わってしまうことはありませんでした。これまでのMOFTや他のケースでは数段階の角度を作ることしかできませんが、好きな角度に調整できるのはApple Pencil使いにはとても使い勝手が良いです。
縦置きモードは、角度の自由度が低いのと不安定
縦置きモードで使用する場合は最初のヒンジをほぼ90°に曲げることである程度安定させることができます。それでもiPadの上部を押すと倒れてしまうので、狭い机での使用は注意する必要があります。
2つ目のヒンジも広げることで安定度は増しますが、その分スペースを必要とします。
目玉のフローティングモードは閲覧用と割り切る
MOFT Floatの目玉であるフローティングモードにすることで、iPadの高さを机よりも上げることができます。机にベタ置きしたり、横置きモードに比べて視線を落とさずにすむので首への負担も少なくなります。見た目がiMacっぽくなるので、キーボードやマウス、トラックパッドなどを接続してMacっぽく使うのもアリだと思います。注意点としては転倒防止装置が搭載されていても、フローティングモードにしたときはグラつきがそれなりにあるので、指での操作よりマウスやトラックパッドでの操作をオススメします。同様にApple Pencilでの描画もフローティングモードではグラついて使いづらくなります。
ヒンジの耐久性のは8000回の開閉試験を実施しているそうですが、8000回って以外に少ない気もします。上記のグラつきの原因はヒンジよりも土台のプレートがTPU素材であるためのたわみが要因だと思います。重量増を考えるとある程度はしょうがないのでしょうが、少しのグラつきでも不安になるものです。
Youtubeなどの動画を閲覧するなどに限定すればフローティングモードは悪くないと思います。
気に入った&イマイチなところ
横置き&Apple Pencilという使い方が面のユーザーには十分オススメできます。私もメインは横置き&Apple PencilなのでMOFT Floatを使っていこうと思いました。MOFT Floatがベストかと言われると難しいですが、横置きスタンドモードだけでいいから角度の調整が自由にでき軽量の簡易版をMOFTで発売されれば、そっちの方が私の使い方としてはベストなんですが。
Apple Pencil Case
今回オプション品のApple Pencil Caseも届きました。
Apple Pencilを入れた状態でMOFT Floatの上部にマグネットでくっつけることができます。この状態で充電も可能でいいのですが、マグネットが小さいので簡単に外れるのでバッグなどに入れておくと外れてしまっていたことが度々ありました。