ロゴやアイコン、ピクトグラムなどはいろんなサイズに拡大・縮小して使用されるので、線幅の設定されていない単純なパスで形成されたオブジェクトにする必要があります。
以下は、線幅や重なったオブジェクトで形成されたアイコンです。ロゴやアイコン、ピクトグラムとして使用する場合の手順を説明します。
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選択ツールでせんたくしてみると1番大きい円が線幅で形成されているのがわかります。また「point」の文字もフォントなので違うフォントに置き換わったり、文字化けする可能性があります。
文字が選択されている状態で、書式メニューから「アウトラインを作成」を選択しましょう。
文字がアウトライン化されました。
続いて、オブジェクトメニューのパスから「パスのアウトライン」を選び、外側の線幅で形成された円を塗りのオブジェクトに返還します。
大きい円が塗りだけのオブジェクトになりました。
同じ塗りのカラーのオブジェクトはパスファインダーパネルの「合体」を適用して1つのオブジェクトに変換します。
シアンの塗りのオブジェクトが1つのオブジェクトになりました。
必要に応じて、パスファインダーパネルの「前面オブジェクトで型抜き」を使用して中抜きの状態にします。
型抜きにしない場合で相対的な位置を維持させたい場合には、オブジェクトメニューの「グループ」を適用します。
保存する場合は、ファイル名を半角英数字で付け、Illustratorオプションでは「ICCプロファイルを埋め込む」のチェックをOFFにしましょう。