EPUBとは、電子書籍の形式を標準化するために標準化団体International Digital Publishing Forum、IDPF(国際電子出版協会)が制定した仕様です。
EPUBはリフロー型およびフィックス型の電子書籍フォーマットです。リフロー型EPUBは、PCやタブレットPC、スマートフォン、携帯電話などの様々なデバイスで閲覧されることを前提としているため、どんなサイズのディスプレイで表示されても対応できるフォーマットになっています。
またデバイスのリーダーアプリで文字サイズを自由に大きくしたり小さくしたり設定を変更することが可能です。
そのため、文字サイズを変更するとページ数が変動することになります。
このように文字サイズを可変することであらゆるサイズのディスプレイに対応している電子書籍フォーマットは、文字サイズを変更することでページが変動するので「リフロー型」と呼ばれています。
EPUB制作の流れ
1.ポリシーの決定
- 動作対象のリーディングシステム
- どんなメタデータを埋め込むか
- 構造化をどうするか
- 文字サイズや色などの決定
2.コンテンツドキュメントの作成
- HTMLの作成
- 3.ナビゲーションドキュメントの作成
- 目次項目の作成
4.パッケージドキュメントの作成
- 書誌情報、リソースファイルの一覧、コンテンツドキュメントの表示順など
5.パッケージ化
6.バリデート
- EPUB仕様に適合しているかの検証
7.リーディングシステムでの表示・動作の確認