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MacBook ProのeGPUとしてRadeon RX 5700 XTを使ってみる

Radeon RX 5700 XTに決定

1週間ほど悩んでいた外部GPUですが、「Radeon VII」と「Radeon RX 5700 XT」の2択から結局「Radeon RX 5700 XT」を選択することにしました。用途的に「Radeon VII」の方が現状Mac使用ではベンチマークが良さそうですが、10万以上掛けるメリットが見当たらないのと、発売の新しい「RX 5700 XT」に対するAppleのドライバーのアップデートを期待することにしました。

Radeon RX 5700 XT
3連ファンが勇ましいです
拡張ボックスへの装着は、自作PCの経験がなくても簡単です

使用しているMacBook Pro 15インチ(2018)の仕様は、下記の通りです。

GPUとしては選択できるのは、下記の3つなので比較してみます。

ベンチマーク

参考程度ですが、いくつかベンチマークを取ってみました。まぁ、予想通りでした。実作業のPremiereやAfterEffects、FinalCut Proは時間があるときに検証したいと思います。

Geekbench 5 Meta
Intel UHD Graphics 630
4829
Radeon Pro Vega 20
25045
Radeon RX 5700 XT
32949
Geekbench 5 OpenCL
Intel UHD Graphics 630
5271
Radeon Pro Vega 20
24308
Radeon RX 5700 XT
33810
CINEBENCH OpenGL
Radeon Pro Vega 20
102.37
Radeon RX 5700 XT
102.12

海外のYoutuberの方の情報では、外部ディスプレイを2つ繋いでる状態の方がベンチマーク結果が良かったと聞いたので実際に検証してみました。しかし、使用しているモニターは43インチのためデュアルにするメリットもないのでHDMIダミープラグを使って検証しましたが、結果はシングルモニターと変わらずでした。

外部GPUを使うことのメリット

本当の目的である作業効率アップは今後じっくりと検証していくとしますが、外部GPUを使うことでそれほど作業時間の短縮にならなかったとしても、MacBook Proの内部温度が上がらなくてすることを期待しています。これに関しても今後検証していきます。

接続が面倒で使わなくなってしまうのではと心配していましたが、MacとはThunderbolt3ケーブルで繋ぐだけなので問題なさそうです。

外部GPUを使うことのデメリット

今のところeGPUの接続解除に失敗することもありませんし、スリーブからの復帰時に不安定になる現象も起きていません。

設置場所の自由度が低い

外部GPUの性能のボトルネックになってしまう1つがThunderboltなのですが、Razer Core Xに付属しているThunderbolt3ケーブル長は50cmです。使い勝手を考えるともっと長いケーブルが欲しくなるのですが、転送速度が遅くなってしまう可能性が高いのでそのまま付属ケーブルを使うことにしました。そのためRazer Core Xはデスク上に設置することになります。邪魔というほどではないのですが、デスク下に置ければスマートなのにと思います。
高性能でもう少し長いケーブルだと、選択肢はAppleのThunderbolt 3ケーブルになるのですが、それでも80cmなのでデスクしたへの設置には無理がありそうです。

コストパフォーマンスが低い

外部GPUを人に薦めるかと言われれば、難しいところです。今回の外部GPUは拡張ボックスとGPUで9万円以上掛かっているのですが、それに見合う効果があるかをそれぞれの作業内容によって判断する必要がありそうです。もう少し使い込んでみないと判断できませんが、とりあえずベンチマーク上ではスコアは上がっています。

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