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ミシン綴じ製本 実験

ミシン製本、できるか

今回のミシン購入は別に裁縫を趣味にしようという訳ではなく、ポートフォリオの製本に「ミシン製本」が使えないかと。

しかし、いろいろと調べても手製本にミシン製本をしている方が見当たりませんでした。
たぶん普通の家庭用ミシンでは用紙を縫うのがムリなのでは?と。

ミシンの経験が無いので最初はさっぱり分かりませんでしたが、ミシンには家庭用ミシン以外に、「職業用ミシン」やら「工業用ミシン」と言うのがあるそうです。革製品の裁縫をする方達は、それらのミシンを使ってるというのが分かりました。製本に使う場合も、普通の布よりも厚く固いので、革の裁縫と同じく「職業ミシン」や「工業ミシン」を使えばできるのではと考えました。

ヤフオクでいろいろ探していると、ちょうどお手頃な今回購入したミシンが出品されていたので格安で手に入れました。

ミシンは「BRATHER HA2-B149」。基本足踏みミシンで、外部にモーターを付けることで電動タイプにできるものです。これを革を縫う用に、手廻しのハンドルを付け、工業針が付けれるように改良されていました。

 

早速、実験を

針と糸は新宿のオカダヤさんで本日購入。製本用に適した針や糸の情報が何もないので、いくつかのパターンで検証してみました。

製本するのは本文ページ(52ページ)と表紙回り(4ページ)の計56ページ。
用紙は王子製紙 PODグロスコート 128kgです。厚さは1.9mmほど。

今日、試したのは下記の2パターンです。

針がちゃんと用紙に入っていきました。手動ミシンなので、スピードも自由にコントロールできます。

 

 

ゆっくり進めていけば縫えますね。針の入り始めは固いので慎重に圧を掛けてます。

 

20番と30番糸で縫ってみました。

 

裏面は、針に押されて紙が少し盛り上がってます。紙質にも寄るのかもしれませんが、捨て紙を当てて後から取り除けば少しは良くなると思います。

 

他にも糸と針を購入しましたが、もっと太い針しかないので今日はここまでにします。
穴の大きさももう少し小さくしたいですし、糸ももう少し細い60番くらいでもいけるのではと思うので、細めの針を購入して再び実験をしてみたいと思います。
用紙でも縫えることが確認できて良かったです。後は、用紙の種類や厚さに合わせて針と糸を選択できるようにするのと、端をどうやって繋ぐかをテストしたいと思います。

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