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Kindle Kids’ Book Creatorを使ってみました

9月にリリースされた「Kindle Kids’ Book Creator」を使ってみました。Kindle Kids’ Book Creatorは昨年リリースされた「Kindle Comic Creator」と同じフィックスレイアウトの電子書籍の制作ツールです。Kindle Comic Creator(KC2)は名前からするとコミック専用のように思えてしまうが、ページ毎を画像で扱うフィックスレイアウトKF8の製作ツールであり、コミック以外にも写真集などのレイアウトを固定したい電子書籍全般に使うことができます。

今回リリースされたKindle Kids’ Book Creatorも名前からすると子供向け絵本専用に思えてしまうが、Kindle Comic Creatorにテキストポップアップの機能が追加されたと捉えていいかと思います。

 

Kindle Kids’ Book Creatorの使い方

起動画面で、「新しい児童書を作成」をクリックします。

 

「入門」が表示されるので、「続行」をクリックします。

 

「本の詳細を提供」が表示されるので、「タイトル」「著者」「出版者(オプション)」「言語」「保存場所」を設定します。「言語」は日本がないので「English」にしておきます。

 

次に本のレイアウトを設定する画面が表示されます。「本の向き」「2ページを見開きで表示するか、単ページで表示するか」「見開きの場合のページ位置」を指定しましょう。

 

「カバーとページの追加」画面に進みます。
「別の画像ファイルからカバーをインポートする」を選びます。

 

「カバー画像を選択」をクリックして、カバー用の画像ファイルを指定します。

 

カバー画像を指定すると、「ページを追加」ウインドウが表示されるので、連番で準備した画像データを指定して読み込みます。

 

「ページのインポートに成功しました」と表示されて、ページが作成されます。

 

「設定」メニューの「言語」が「日本語になっているのを確認しておきましょう。

 

画面左上の「ポップアップを追加」や「テキストを追加」を選んで、文字を挿入していきましょう。「ポップアップを追加」をクリックすると画面上にタップエリアの枠が表示されるので、位置や大きさを調整します。

 

画面の右上をポップアップのエリアにしました。今回は分かりやすいように、画像にあらかじめマークを埋め込んでいます。エリアにカーソルを合わせると「ポップアップを表示」と表示されます。

 

「ポップアップを表示」をクリックすると、テキストを入力するエリアが表示されるのでポップアップさせたい文章を入力します。

 

ウィンドウ上部にフォントファミリー、フォントサイズ、スタイル指定、テキストのカラー、行間隔、文字間隔、行揃え指定の指定ができます。

 

初期設定のフォント「Georgia」しか表示されないですが、「ツール」メニューから「フォントを追加」を選び、フォントファイルを指定することで読み込むことができます。

 

ポップアップするエリアの位置と大きさを調整します。

 

すべてのページで設定ができたら、「ファイル」メニューから「出版用に保存」を選びます。

 

保存場所を指定するウィンドウが表示されるので、空のフォルダを指定します。

 

書き出しが始まります。

 

指定したフォルダにKF8(mobi)ファイルと構成ファイルが書き出されます。残念ながら、作成したブックはカラー表示の端末のみで、Kindle Paperwhiteには非対応となってます。

 

これで手順としてはあっていると思うのですが、「本のプレビュー」メニューから「本のプレビューを作成」を選ぶと「Kindle Previewer」が落ちてしまいました。

書き出されたKF8(mobi)ファイルをiPadのKindleで表示したところ、表紙以外は表示されませんでした。時間を取って検証してみたいと思います。

2014年10月22日 追記

iPadのKindleアプリではうまく表示されていませんでしたが、Nexus7(Android)のKindleアプリではちゃんと表示されました。

ただし、ライブラリに戻ろうとするとKindleアプリが落ちてしまいました。まだ不安定なんでしょうか。

引き続き検証を続けていきたいと思います。

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