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HHKB BTの静音化(Type-S化)をしてみたら効果抜群でした

先日から使い始めた「Happy Hacking Keyboard Professional BT 無刻印/墨 PD-KB600BN」ですが、キータイプは恐ろしく気持ちよくてFILCOの出番が無くなりそうです。小型なので持ち歩きも苦にならないのでMacBook Proと一緒に持ち歩いて使いたいと思ってます。しかし、そこで問題になるのがタイピング音です。キーを押し込んでいる最中の音、キーが底打ちした際の音、キーが上に戻った際の音の3種類だと思うのですが、ある程度の音はタイピングに堪能を与えてくれる重要なエッセンスだと思いますが、外出先ではなるべく人の迷惑にならないように使用したいものです。タイピング上級者は底打ちさせずにタイピングするそうなのですが、それでもキーが上に戻った時や押し込んでる音が耳障りな人も居ると思われます。

今回はHHKBのタイピング音をなるべく静かにするカスタマイズをしてみたいと思います。方法は2つ、Oリングを装着することと、可動部にシリコンスプレーを塗布することです。

用意したもの

オーリングドットコムで購入したOリング OR NBR-70-1 SS055-N

KBDfanに専用のTopre keyboard Silence- X が売ってたのですが、今回はオーリングドットコムというオーリング専門の会社から線径1mm、内径5.5mmのOリングを購入しました。

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GS シリコンスプレー(無溶剤)

Oリングの装着と合わせて、シリコンスプレーも塗布するので、無溶剤のシリコンスプレーを購入しました。

その他、キーキャップを外すための引き抜き工具はHHKBに付属のもの、シリコンスプレーを塗布するための綿棒、本体をバラすためのプラスドライバー、Oリングをはめるためのピンセットを使いました。

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HHKBの分解

まずはHHKBのキーキャップを外します。無刻印ですが、HHKBはキー列によって形状が違いうのできちんと並べて戻しやすくしておきます。キーの取り外しにはHHKBに付属のものではなくFILCOの取り外し器具を使いました。FILCOの方がキーキャップを傷つけなそうです。

上がHHKB付属のキーキャップ取り外し器具。下がFILCOのものです。

すべてのキーキャップを取り外します。

キーキャップが外せたら、本体裏面の3箇所のネジを外します。

左右の端の方にネジがあります。
もう一つは電池室の中にあります。

3箇所のネジが外せたら本体を開きます。

本体と基盤がBluetoothのケーブルで繋がっているので気をつけましょう。

Bluetooth基盤を本体基盤から外す必要があるので、2箇所のネジと両面テープを外します。

2箇所のネジを外してゆっくりと持ち上げます。
両面テープが剥がれます。

これで基盤が現れますので、基板上のネジをすべて外します。

ネジを外したら、バラバラにならないように慎重にひっくり返して基盤を外します。

キーを支える部品を天面から外します。returnキーとControlキーは構造が違うのでそのままにしました。

切り込みを爪で押せば外れます。飛んでなくさないように気をつけましょう。
すべての部品を取り外しました。

部品へOリングを装着します。

右がOリングを装着した状態です。

合わせてシリコンスプレーを部品に塗布します。シリコンスプレーを適当な容器にスプレーして綿棒で可動部に塗りました。

天板の接地部にも塗りました。

天板に部品をはめて戻します。

基盤の上にゆっくりと天板をずれないように重ねます。慎重にひっくり返してネジを止めます。

本体のBluetoothの基盤を戻して2箇所のネジを止めます。

本体をはめて、3箇所のネジを止めます。

あとはキーキャップをはめ直せば元に戻す作業も完了です。

タイピングしてみましたが、効果抜群です。カチャカチャしてた音かスコスコ、コトコトととても上品な音に変わりました。音量も小さくなったので、ほとんどの場所で使用しても耳障りになることも少ないと思います。
デメリットとしては、1mm線径のOリングを使用したことでキーストロークが若干浅くなるので、HHKBを使い込んだユーザーには気になるのかもしれません。また、シリコンスプレーは定期的に塗布し直さないと効果がなくなってしまうと思います。

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