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PDF入稿でも正しいデータ制作を

PDF入稿が普及して、以前よりもDTPによる入稿データのハードルはグッと下がりました。
リンクファイルがなかったり、出力側に無いフォントが使われたりといったありがちなトラブルも回避できるPDF入稿。最近ではPDF/X-4に対応した印刷会社も多くなってきました。

それでもAcrobatでプリフライトしたり、出力プレビューで版数やオーバープリント、総インキ量、使用フォントなどの確認は必要でしょう。InDesignであれば、プリフライトを活用すべきですね。

  • ドキュメントの判型や綴じ方向、カラーモードは正しいか
  • PDFにエンベッドできるフォントの使用
  • 意図しないオーバープリントが設定されていないか
  • 意図したオーバープリントが正しく出力されるか
  • 配置画像は100%配置で、画像解像度、カラーモード、シャープネス処理は終わっているか
  • 意図しない特色やRGBカラーが使われていないか
  • 掠れてしまうような極細線は使用していないか
  • 塗り足しが確保できているか
  • 総インキ量はオーバーしていないか
  • 最小文字サイズは視認性を確保できているか
  • 仕上がりに対してマージンが確保できているか

プリフライトはもちろんですが、「透明の分割・統合」パネルのハイライト表示での確認、オーバープリントプレビュー、分版プレビューなどを使ってのチェックを行うことを習慣づけるようにしたいです。
特にオーバープリントは、K100%以外がRIP側でキャンセルされることも想定しておくことが必要ですし、背景のオブジェクトにも気を使う必要があります。
オーバープリントと並んで透明機能の影響も常に気を払う必要があります。

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