jittodesign blog

デザインやグラフィックソフト、カメラなどに関するブログです。

本題のダイカットマシンを使ったレタープレス

約3分
本題のダイカットマシンを使ったレタープレス

レタープレスのプラットフォーム

パチカにホットプレスという少しマニアックな使い方をしましたが、本題であるレタープレスにチャレンジします。使用するダイカットマシンは「エボリューション」という機種ですが、BigShotなどの中型ダイカットマシンはほぼ同じ開口部になっているようでプラットフォームなどは共有できるようです。

「エボリューション」に標準のプラットフォームは高さが16mmで、2mmと3mmのマットが付いています。別途ワンダーハウスからA5サイズの15mm厚プラットフォーム、1mm・2mm・3mmのパッドと1mmのステンレスパッドを購入しました。圧の微調整は紙を噛ませます。

下の用紙側のプラットフォームには戸の隙間隠し用のテープを貼って、圧を掛ける前に版が用紙に付いてしまうのを防ぎます。これは真映社の角田さんに教えてもらいました。

用紙の位置あわせ

名刺を印刷するので、プラットフォームに名刺の位置あわせ用のガイドを紙で作ってテープで固定します。

版の裏面にスプレー糊を吹き付けておいて、版の位置あわせをしたら、上のパッドを押し付けて版をパッドに固定します。

インキの準備

今回はCOPPAN STUDIOさんから購入した「lettepress(活版印刷用) 低臭インキ 100cc マット スミ(Mat Black)」を使用しました。ステンレスのバットにインキをコーヒー豆大に取って、ローラーで練っていきます。活版用のインキは硬いので、柔らかくなるまで5分ほど練り込んでみました。

版を貼り付けた上のパッドに版の高さ(今回は1.5mm)と同じ高さのガイドを置いて、ローラーで軽くインキを盛ります。

いざレタープレス

版にインキを持ったら、用紙をセットしたプラットフォームに版をセットします。ダイカットマシーン本体にセットして、ハンドルを回して圧を掛けていきます。

隙間隠しテープのおかげで、版が用紙から離れてくれます。初回の仕上がりはこんな具合になりました。「インキの量と練り加減」、「版へのインキの盛り量」、「印圧の調整」などによって上手くいったり、いかなかったりとなかなか奥が深いです。今後も研究を続けてコンスタントに綺麗な印刷ができるように工夫していきたいと思います。

Pocket
LINEで送る

コメント

*
*
* (公開されません)

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pinterest
Pocket
Evernote
Feedly
Send to LINE