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ペーパーセメントによる合紙

ペーパーセメントによる合紙

合紙

製本やプレゼンボードの制作で紙を貼り合わせる機会は多いと思います。両面テープ、スプレー糊、でんぷん糊などいろいろと方法はありますが、ペーパーセメントは乾いてもソリや伸縮がおきません。スティック糊やでんぷん糊を使うと、水分が多いので乾燥すると反ったり、ヨレヨレになることが多いですが、ペーパーセメントなら大丈夫です。乾燥も早いですし、乾燥する前であれば剥がしたり貼り直したりができます。

ミツワ・ペーパーセメント W-COAT(両面塗り)

両面塗りタイプの方がしっかりと接着できます。写真は250ccの丸缶ですが、1570ccと4L缶も発売されているのでプレゼンボードの接着などは大きいのを買った方が良いです。W-COATは貼り合わせる用紙の両方にペーパーセメントを均一に塗り、2〜3分乾かしてから貼り合わせます。S-COAT(片面塗り)タイプの緑缶もありますが、W-COATの方が仕上がりがキレイにしっかりとくっつきます。

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ミツワ・ペーパーセメント S-COAT(片面塗り)

こちらは片面塗り用のペーパーセメント。接着力は両面塗りには劣りますが、貼り合わせる用紙の関係によって両面塗りが使えない場合もあるので、その場合はS-COATを使うことになります。

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ミツワ・ペーパーセメント ソルベント(溶解液)

ソルベントはペーパーセメントで接着した用紙を剥離したり、位置をずらしたりする時に使います。また、ペーパーセメントに混ぜることでペーパーセメントの粘度を調整することができます。ペーパーセメントとソルベントを4:1から3:1で混ぜると良いと思います。そのままのペーパーセメントだと、伸びが悪く塗りづらいです。

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ミツワ・ペーパーセメント ディスペンサー

ペーパーセメント用の機密性の高いディスペンサーです。キャップ部分に軸受けがあり、塗布用ブラシがセットされています。特にペーパーセメントとソルベントを混ぜるにはディスペンサーがあると便利です。

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ラバークリーナー

はみ出したり、余計な箇所に付いたペーパーセメントを取り除くことができます。

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合紙の手順

ペーパーセメントもソルベントも揮発性が高く、引火しやすいので、換気に気を付けて缶は直ぐにしっかりと蓋を閉めるようにしましょう。ペーパーセメントは粘度が高いので、そのまま紙に塗っても伸びずに塗りづらいです。

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ペーパーセメントとソルベントの混合

ディスペンザーにペーパーセメント W-COATとソルベントを4:1〜3:1のの割合で入れます。入れたら筆で小さいヘラなどでしっかりと混ぜ合わせます。換気に気を付けて作業して下さい。

紙に塗り、均一に伸ばす

貼り合わせる2枚の用紙の面にソルベントを混ぜたペーパーセメントを塗り、均一になるように伸ばします。ペーパーセメントも丸缶であれば蓋の中に筆が付属していますし、ディスペンサーにも筆が付属しています。塗る面積が広いのであれば10号以上の平筆があると便利だと思います。
貼り合わせる用紙をカットする場合は、2枚の用紙を同じカタチでカットするなら貼り合わせてからカットします。1枚だけカットするなら、カットする用紙にペーパーセメントを塗り、カッティングボードなどに貼ってカッターでカットしたら剥がして使います。

用紙を貼る

2〜3分待ったら、用紙の貼り合わせます。軽く合わせてるだけだとまだ動かせるので、位置合わせができたら押しつけます。最後はローラーなどで圧を掛けたり、重しを載せてしっかりと貼り合わせます。はみ出したペーパーセメントはラバークリーナーで取り除きましょう。

合紙の用途

合紙をすることで、紙に厚さを持たせたり、裏表で違う用紙を表現したりとさまざまな用途に使えます。

  • パッケージなどで用紙に厚さを持たせたい
  • プレゼンボードの制作としてスチレンボードに用紙を貼る
  • 表裏で別の用紙を使いたい
  • エンボス加工などの裏側の凹凸を隠したい
  • 型抜きした用紙の台紙として別の用紙を貼り合わせる
  • 小口に別の用紙を見せたい
  • 製本での表紙や見返しの接着
  • コラージュ制作

用紙は、貼ったり、折ったり、切ったり、留めたりとさまざまな加工ができます。1枚の紙でさえ、厚さを持った立体物なんですよね。貼ったり、切ったり、折ったりすることで、そのことを簡単に実感することができます。Macの画面の中では感じられない質感を是非楽しんで下さい。

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