Lecture Notes

ムービー編集用語集

.mp4ファイル【MP4】

MPEG-4形式の圧縮動画データを格納するファイル形式の一つ。ISO/IEC 14496規格のPart 14の項で規定されている。.mp4ファイルはApple社のメディア技術QuickTimeのファイル形式を元に策定されたISO/IEC 14496 Part 12の派生フォーマットで、従来のQuickTime形式の多くを踏襲した構造となっている。
.mp4ファイルファイルにはMPEG-4形式の動画だけでなくMPEG-2やMPEG-1の動画を保存することもでき、また、AACやMP3などの音声、JPEGやPNGなどの静止画などを多重化して格納することができるため、どのような形式のデータが入っているかは内部を解析してみないと分からない。標準的な.mp4ファイルファイルの拡張子は「.mp4」だが、動画のみの場合は「.m4v」音声のみの場合は「.m4a」が使われることもある。携帯電話でメディアを扱う際の標準ファイル形式である3GPP形式、3GPP2形式も.mp4ファイルの派生フォーマットになっており、拡張子はそれぞれ「.3gp」「.3g2」である。

1080i【1125p】

デジタル方式の映像信号形式の一つで、有効走査線1080本(総走査線1125本)、フレーム周波数59.94Hzの順次走査(プログレッシブスキャン)方式の映像のこと。画素数は1920×1080のアスペクト比16:9となっている。HDTV(ハイビジョン)の映像形式の一種で、D端子の中ではD5が対応している。デジタル映像フォーマットの中で最も高解像度の規格だが、デジタルテレビの諸規格には現在のところ1080pは含まれていない。

1パスエンコード【1 pass encode】

動画データを圧縮する際に、データの解析と圧縮を同時に行う方式。1回目で解析を行い、その結果に基づいて2回目で圧縮を行う2パスエンコードに比べ、短時間で圧縮できるが画質や圧縮率は劣る。

2-3プルダウン【2-3 pull down】

映画フィルムなど毎秒24コマで記録された映像を、テレビ放送などで用いられる毎秒30フレーム(60フィールド)の映像信号に変換(プルダウン)する際に用いられる方式の一つ。
フィルムの各コマを、奇数番目のコマは2フィールドに、偶数番目は3フィールド変換する(あるいはその逆)ことにより、2コマを5フィールド、すなわち24コマを60フィールドに変換することができる。
2-3プルダウンを用いると、5フレームに1フレームの割合で、異なる2枚のフィールド(もとは連続した2コマ)が交じり合って1フレームが構成される。このフレームでは輪郭がぼやけてしまうなど不自然さが残ってしまうという欠点がある。
2-3プルダウンとは逆に、毎秒30フレーム(60フィールド)で記録されたDVD-Videoなどの映像を、毎秒24コマに変換して再生することをプログレッシブ再生という。

24p【24frames/s progressive】

映像信号の走査方式の一つ。毎秒24フレームの順次走査(プログレッシブスキャン)のこと。映画のフィルムがこの走査方式。他に、デジタルテレビなどの30pやアナログテレビ放送などの60iなどがある。

2パスエンコード【2 pass encode】

動画データを圧縮する際に、データの解析と圧縮を別々に行う方式。1回目で動画の解析を行って特徴などを抽出し、その結果に基づいて2回目に圧縮を行う。解析と圧縮を同時に行う1パスエンコードに比べて倍近い時間がかかるが、その分高い画質や圧縮率を得られる。

30p【30frames/s progressive】

映像信号の走査方式の一つ。毎秒30フレームの順次走査(プログレッシブスキャン)のこと。デジタルテレビなどがこの走査方式。他に、映画のフィルムの24pやアナログテレビ放送などの60iなどがある。

3DNR【3次元ノイズリダクション】

アナログ映像信号に混在するノイズをデジタル処理によって除去するデジタルノイズリダクション(DNR)の手法の一つ。映像の中で連続する2つのフレーム画像の内容を比較して平均化を行い、抽出された差分信号をノイズとして認識し除去する。
「3次元」とは、2次元の平面画像を時間軸方向に比較してノイズを検出することを意味しており、1枚のフレーム内でノイズを検出して除去する2次元ノイズリダクションなどに比べて、元の画像への影響が少ないという利点がある。
ただし、動きの激しい映像は前後で画像が大きく異なるため、ノイズ成分を正しく抽出するのが困難になる。
このデメリットを補うべく考案されたのが「動き適応3次元ノイズリダクション」で、動きが比較的少ないシーンでは3次元ノイズリダクションを使用し、動きが激しいシーンのときには自動的に2次元ノイズリダクションに切り替えることで効果的にノイズ除去をできるようにしたものである。

480i【525i】

デジタルテレビ放送の映像信号形式の一つで、有効走査線480本(総走査線525本)、フレーム周波数29.97Hzの飛び越し走査(インターレーススキャン)方式の映像のこと。画素数は720×480のアスペクト比16:9、あるいは640×480の4:3となっている。現行のアナログテレビ放送と同じ走査線数のSDTVの映像形式の一種で、後者の解像度はアナログとまったく同じ形式。

4K2K【4K】

横4000×縦2000ピクセル前後の高解像度の映像・表示技術。「K」は1000を意味する単位の接頭辞「キロ」(Kilo)の頭文字。フルHD(1920×1080)の約4倍の画素数にあたる。具体的に、3840×2160や4096×2160といった解像度を意味する場合もある。

60i【60frames/s interlace】

映像信号の走査方式の一つ。毎秒60フィールド(30フレーム)の飛び越し走査(インターレーススキャン)のこと。アナログテレビ放送がこの走査方式。インターレース走査では一度の走査で1ライン置きに画像を描画し、偶数番目のラインと奇数番目のラインを交互に走査する。この1ライン置きに走査された画像をフィールドと呼び、2フィールドで1枚のフレームを構成する。他に、デジタルテレビなどの30pや映画のフィルムの24pなどがある。

720p【750p】

デジタルテレビ放送の映像信号形式の一つで、有効走査線720本(総走査線750本)、フレーム周波数59.94Hzの順次走査(プログレッシブスキャン)方式の映像のこと。画素数は1280×720のアスペクト比16:9となっている。HDTV(ハイビジョン)の映像形式の一種。

ASF【Advanced Streaming Format】

動画や音声、テキストなど様々なデータを一つのコンテンツに統合し、ネットワークを通じてストリーミング(データを受信しながらコンテンツを再生すること)配信するためのファイルフォーマット。Microsoft社によって開発され、RealNetworks社やIntel社などが支持している。

AVI【Audio Video Interleaving】

Microsoft社が開発した、Windowsで音声付きの動画を扱うためのフォーマット。Windows上でマルチメディアデータを格納する際に用いられるRIFFというフォーマットを応用し、画像データと音声データを交互に折り混ぜた構造になっているところから、この名前が付けられている。

CIF【Common Intermediate Format】

ITU(国際電気通信連合)が定めた映像信号フォーマットの標準の一つで、352×288画素、毎秒30フレームの映像に対応している。
テレビの映像信号は国や地域によって方式が異なるため、これらの異なる方式間でもテレビ電話などによる通信が行えるよう、共通の中間形式として策定された。主にテレビ電話などの低ビットレートでのコミュニケーション用途を想定している。
ITUの定める映像符号化標準のH.261やH.263、テレビ会議システム標準のH.320やH.323などで用いられる。
派生規格として、画素数を縦横それぞれ2倍にした4CIF、4倍にした16CIF、1/2にしたQCIF(Quarter CIF)、さらに小さい規格のSub-QCIFなどがある。

CPPM【Content Protection for Prerecorded Media】

著作物の収録された再生専用メディアの違法コピーを防ぐ技術。1999年にIBM、インテル、松下電器産業、東芝などによって提案された。主に映像作品などの収録されたDVDメディアにおいて採用されている。
CPPMでは、メディアの内容は暗号化されて記録されている。そしてメディア本体と、メディアを再生する機器もしくはメディアを再生するソフトウェアがそれぞれ暗号を解読するために必要な鍵を持っている。メディア側の持つ鍵と、再生機器側の鍵がそろわなければ、暗号化されたメディアを解読し再生することはできない。
メディア側の鍵はMKB(Media Key Block)と呼ばれ、メディア内のリードイン領域と呼ばれる場所に記録されている。リードイン領域は、通常のディスク操作ではアクセスできない領域であり、メディアをコピーした際にはリードイン領域の内容はコピーされない。つまり、違法コピーによって複製されたメディアは正しい鍵を持っていないことになり、再生できない。
CPPMでは、かつてDVDメディアの暗号化技術であるCSS(Content ScramblingSystem)において鍵の流出により暗号が破られた経験を踏まえて、暗号をより強力にし、万が一暗号鍵が流出した場合でもその鍵を無効にすることができるようになっている。

DirectShow

Microsoft社のWindows用マルチメディア拡張API群であるDirectXに含まれるAPIの一つ。DirectShowを使うことで、動画や音声などの大容量のマルチメディアデータをストリーミング再生(データを読み込みながら同時に再生すること)することができるようになる。DirectShowを利用すれば、ハードウェアの違いを気にすることなく、動画や音声などの再生制御をアプリケーションソフトから手軽に行えるようになる。

DivX

Project Mayoによって開発されている、オープンソースのMPEG-4ビデオコーデック(圧縮伸張ソフトウェア)。通常のバージョンは無償で利用できるが、DivXNetworks社からプロフェッショナル版が販売されている。
DivXは1999年にJerome Rota氏(「Gej」の通り名で活動している)が開発を始めたもので、当初のバージョンはMicrosoft社のMPEG-4コーデック「MS-MPEG4v3」のコードの一部を流用したものだった。その後、0から圧縮・展開プログラムを書き直し、現在のバージョンに至っている。2001年1月にはソースコードが公開され、オープンソースソフトウェアとなった。当初はWindowsでしか利用できなかったが、現在ではMac OS版やUNIX版も開発されている。
DivXは無償で利用でき、圧縮効率に優れ、動作速度も速いことから草の根で人気を博し、音声圧縮フォーマットのMP3の成功にその姿をなぞらえる見方も多い。ただ、MP3同様、DVDなどからコピーされた映画などがDivXで圧縮され、P2Pネットワークなどを通じて違法に交換されており、問題となっている。
ちなみに、当初は「DivX;-)」という名称で、失敗に終わったコピー防止機能つきDVDプレーヤー「Divx」を揶揄する意図が込められていた。その後、顔文字がなくなり現在の名称となった。

DRM【Digital Rights Management】

デジタルデータとして表現されたコンテンツの著作権を保護し、その利用や複製を制御・制限する技術の総称。デジタル著作権管理。音声・映像ファイルにかけられる複製の制限技術などが有名だが、広義には画像ファイルの電子透かしなどもDRMに含まれる。
デジタル化された音楽などの著作物は何度コピーしても、どんな遠距離を送受信しても品質が劣化しないため、インターネットの普及やパソコンの高速・大容量化にともなって、著作者の許諾を得ない違法な配布・交換などが増えている。これに対抗するため、コンテンツの流通・再生に制限を加えるDRM技術が注目を集めている。具体的な実装形態は様々で、メモリカードなどの記憶媒体に内蔵されたり、音声や動画のプレーヤーソフトやファイルの送受信・転送ソフトに組み込まれたり、それらを組み合わせたシステムなどがある。

FHD【フルHD】

高解像度のデジタルテレビ放送(HDTV)のうち、走査線1080本以上の方式のこと。また、そのような映像を表示できる、1920×1080ピクセルの画面解像度のこと。
デジタルテレビ放送の映像信号には、既存のアナログテレビと同じ走査線525本の方式(SDTV)と、720本、1080本の方式(HDTV)がある。このうち、最も解像度の高い1080本の方式をフルHDと呼んでいる。大画面テレビやDVD/HDDレコーダーなどでは「フルHD対応」が売り文句の一つとなっている。

fps【Frame Per Second】

動画のなめらかさを表す指標。1秒間に何枚の画像を表示しているかを示す。

H.264【H.264/MPEG-4 AVC】

2003年5月にITU(国際電気通信連合)によって勧告された、動画データの圧縮符号化方式の標準の一つ。ISO(国際標準化機構)によって動画圧縮標準MPEG-4の一部(MPEG-4 Part 10 Advanced Video Coding)としても勧告されている。このため、一般的には「H.264/MPEG-4 AVC」「H.264/AVC」のように両者の呼称を併記する場合が多い。
H.264は、地上デジタル放送の携帯電話向け放送「ワンセグ」や、ソニーの携帯ゲーム機「PSP」、次世代DVDの「HD DVD」や「Blu-ray Disc」、Apple社の携帯音楽プレーヤー「iPod」やマルチメディアソフト「QuickTime」などで標準動画形式として採用されている。
H.264は携帯電話のテレビ電話といった低速・低画質の用途から、ハイビジョンテレビ放送などの大容量・高画質の動画まで幅広い用途に用いられる。従来広く用いられてきたMPEG-2に比べ、H.264を用いると同じクオリティなら概ね半分程度のデータ量で済むよう改良されている。
H.264の符号化の基本的な方式はH.263などの従来方式を踏襲しており、動き補償、フレーム間予測、DCT(離散コサイン変換)、エントロピー符号化などを組み合わせたアルゴリズムを利用する。それぞれの技術について、浮動小数点演算を整数演算で代替するなど処理方式を改良したり、新しい技術を取り込むことにより従来方式よりも優れた圧縮率を達成している。
フレーム予測技術や符号化に関していくつかの方式から選べるため、それらの組み合わせが「プロファイル」として複数定義されており、目的に応じて使い分けることで、要求される処理性能やビットレートの違いに柔軟に対応できる。

HDTV【High Definition TeleVison】

「高精細テレビ」の略。高品位テレビとも言う。現在のテレビより走査線の数を増やして画質を向上させた次世代のテレビ方式の総称。現在日本や北米で普及しているNTSC方式は走査線が525本であるのに対して、HDTVでは1125本または1250本に増え、その分画質が向上する。また、画面の縦横比も現行の横4:縦3から、横16:縦9の横長のサイズになる。この縦横比は映画などで採用されているものである。現在日米欧で規格の標準化が進行中であり、日本ではNHKが開発したアナログのハイビジョン方式が採用される。アメリカやヨーロッパではデジタル方式になる予定である。

HDCP【High-bandwidth Digital Content Protection system】

パソコンなどの映像再生機器からディスプレイなどの表示機器にデジタル信号を送受信する経路を暗号化し、コンテンツが不正にコピーされるのを防止する著作権保護技術の一つ。DVIやHDMIなどのデジタルインターフェースの暗号化に用いられる。Intel社などが開発した方式で、Digital Content Protection, LLCがライセンスを管理している。
DVDやデジタルテレビ放送などでは映像データは暗号技術によって保護され、単純にデータを抜き出してコピーを作成しても再生できないようになっているが、パソコンなどで再生されディスプレイに送出される際には暗号が解かれ「無防備」となることから、この瞬間を狙って伝送系から映像を抜き出し、海賊コピーが作成されることが懸念された。
以前はパソコンとディスプレイの間の伝送はアナログ信号によって行われていたため、信号を抜き取ってコピーを作成してもビデオデッキでダビングしたテープのように劣化した映像しか得られなかったが、ディスプレイへの伝送系がDVIのようなデジタル信号になると、送出される映像データを抜き取ることで完全なデジタルコピーが作れてしまうため、この経路を暗号化して保護する必要が生じた。この要請にこたえて規格化されたのがHDCPである。
HDCPではコンテンツを送出する側が受信側を認証し、公開鍵暗号によってコンテンツの暗号に使う鍵を共有する。この鍵を用いて送出される映像データを暗号化し、伝送中に盗聴されたり改ざんされたりするのを防止する。保護されたコンテンツは双方がHDCPに対応していないと表示されず、データを抜き取るためにニセの受信機器を使おうとしても認証によって送信を拒絶される。

HDMI【High-Definition Multimedia Interface】

2002年12月に策定された、主に家電やAV機器向けのデジタル映像・音声入出力インターフェース規格。Silicon Image社を中心に、日立製作所、松下電器産業、Philips、ソニー、Thomson Multimedia社、東芝が共同で策定した。
パソコンとディスプレイの接続に使われるデジタルインターフェースの「DVI」をベースに、さらに発展させた規格である。1本のケーブルで映像・音声・制御信号を合わせて送受信するので、取り回しが容易になっている。オプションで制御信号を双方向に伝送させることができ、機器間を中継させることで1台のリモコンから複数のAV機器を制御できるようになる。
DVIもHDMIも、Silicon Image社が開発したデジタル映像伝送技術TMDS(Transition-Minimized Differential Signaling)をベースにしている。

MJPEG【Motion-JPEG】

動画の記録方式の一つで、各フレームごとの映像をJPEG圧縮したものを連続して記録している。「MJPEG」とも略記される。前後のフレームとの差分情報を利用しないため、MPEGなどと比較して同一ビットレートでの圧縮効率は悪いが、任意の個所を簡単に編集することが可能。エンコード・デコード時の負荷が軽く、比較的簡単な設備でリアルタイムエンコードが可能なため、個人向けのビデオキャプチャカードなどが出力形式として採用している。JPEG規格の拡張であるJPEG2000規格にも、各フレームごとの映像をJPEG2000規格に従って圧縮するMotion-JPEG2000方式がある。

MOV形式【MOV format】

Apple社が開発した、コンピュータでマルチメディアを扱うための基盤となるソフトウェア「QuickTime」で使われている、動画像のファイル形式。同社の「QuickTime Pro」ソフトウェアで作成することができるほか、一部のデジタルビデオカメラがこの形式でデータを記録している。MOV形式のファイルは拡張子が「.qt」もしくは「.mov」になっている。インターネット上での動画配信によく使われている形式の一つで、再生用のソフトウェアは無償で配布されている。

MPEG【Moving Picture Experts Group】

映像データの圧縮方式の一つ。ISOにより設置された専門家組織の名称がそのまま使われている。画像の中の動く部分だけを検出し保存するなどしてデータを圧縮している。MPEG-1からMPEG-4までの各規格が定められており、再生品質はMPEG-1がVTR並み、MPEG-2がハイビジョンテレビ並みである。

MPEG-4【Moving Picture Experts Group phase 4】

映像データの圧縮方式の一つで、MPEG規格の一部。基本規格にあたるVersion 1が1999年3月、Version 1の上位互換規格となるVersion 2が2001年3月に正式に確定した。携帯電話や電話回線などの通信速度の低い回線を通じた、低画質、高圧縮率の映像の配信を目的とした規格で、動画と音声合わせて64kbps程度のデータ転送速度で再生できることを目指している。

PIP【Picture in Picture】
画面の中に小さな子画面を重ねて、別の内容を表示すること。テレビの画面の隅に小さな画面を重ねて別のチャンネルを表示したり、パソコンのデスクトップ画面の隅にテレビの映像を小さく表示したりすることを言う。
QuickTime

Apple社の開発した、パソコンで動画や音声を扱うためのソフトウェア。当初は同社のMac OS用だったが、現在ではWindows環境でも広く使われている。1991年に最初のバージョン1.0が登場し、Mac OSに標準で添付されるようになった。1998年2月には、国際標準化機構(ISO)によって、動画フォーマットの国際標準MPEG-4規格のファイルフォーマットとしてQuickTimeが採用された。1998年5月に登場した3.0ではWindows標準の動画・音声フォーマットであるAVI形式やWAV形式の再生もサポートされた。1999年6月にリリースされた4.0では本格的にインターネット対応を強化し、動画や音声をダウンロードしながら再生するストリーミング機能のサポートや、Java版クライアントの追加などが行われた。

RTCP【RTP Control Protocol】

RTPと組み合わせて使う、データのフロー(送受信)制御および送信者と受信者の情報を記述するための仕様。
RTPは、音声や動画などのデータストリームをリアルタイムに配送するためのデータ転送プロトコルであり、RTCPはRTPでデータを送受信するためのセッションを制御するプロトコルである。
データストリームの受信者がRTCPパケットを定期的に送信することで、送信者の伝送レート等の調整を行う。RTCPはIPマルチキャストを用いた音声や動画通信を行う様々なアプリケーションに実装されている。

RTP【Real-time Transport Protocol】

音声や映像をストリーミング再生するための伝送プロトコル。パケットロス対策や伝送時間保証などは行われていないUDPタイプのプロトコルで、通常はRTCPによる通信状態レポートとセットで用いられる。RTCPによって実効帯域幅や遅延時間などをサーバに送出し、サーバは報告された通信状態に合わせてRTPで送信するデータの品質を調整して送信するという形を取る。1996年に提唱されたプロトコルで、現在はQuickTimeやRealPlayerがRTPに対応している。

SD【Standard Definition】

テレビなどの映像の画質・解像度の水準を表す用語の一つで、旧来のアナログテレビ相当のもののこと。HD(High Definition)ではない映像。SD画質のテレビ放送自体のことはSDTV(Standard Definition Television:標準画質テレビ放送)ということがある。
厳密な定義が決まっているわけではないが、画面を構成する画素数が概ね640×480ピクセル前後か720×480ピクセル前後のもの(および、これより小さいもの)の総称として使われることが多い。NTSCやPAL、SECAMなどのアナログテレビ放送方式や、ビデオテープやDVDなどがこれにあたる。

TS【MPEG-2 トランスポートストリーム】

MPEG-2のデータを格納あるいは送受信するためのデータ形式の一つで、映像、音声、静止画、文字など様々な形式のデータをまとめて一つの流れとして扱うことができるもの。
TSは188バイトの固定長の「トランスポートパケット」(transport packet)あるいは「TSパケット」と呼ばれるデータが連続したものとなっている。先頭部分がデータの種類を表す情報で、続く後半部分がデータ本体となっている。デジタル放送などでは様々な種類のデータを格納したパケットが混在した状態で次々に送信されており、テレビ受像機などが受け取ったデータを種類別にまとめて元の状態に組み立て、映像を表示したり音声を流したりする。
日本の地上デジタル放送やBSデジタル放送を含む各国のデジタル放送規格で送信形式の一つとして採用されているほか、映像の録画装置やBlu-ray Discなどでも記録形式の一つとして採用されている。コンピュータでファイルとして保存・再生する場合には「.ts」「.m2t」「.m2ts」などの拡張子が用いられることが多い。

WMP【Windows Media Player】

Microsoft社が無償で配布している、マルチメディアコンテンツ再生ソフトウェア。動画や音声の再生に使う。
インターネット上で流通しているファイルフォーマットの多くに対応しているほか、同社の独自技術であるWMT(Windows Media Technologies)関連フォーマットに対応。
当初はWindows 95標準付属のプレイヤーの高機能版としてデビューしたが、同社がインターネット上でのコンテンツ配信に積極的になるにつれて急激に多機能化し、ジュークボックス機能や音楽CD作成機能、CDからの音楽取り込み機能などを装備している。

WMT【Windows Media Technology】

音声や動画などのマルチメディアコンテンツを統一的に扱うことができるストリーミングフォーマット「ASF」形式のコンテンツを作成・再生するための基本的なソフトウェアのセット。バージョン4.0からは、高画質の動画フォーマットであるMPEG-4と、高音質の音声圧縮フォーマットの「WMA」(コードネーム「MS Audio」)のサポートが追加された。WMTはWindows Media Rights Managerと呼ばれるコンテンツ管理システムを備えており、コンテンツを暗号化して使用・配布条件などと共に配布することができるため、音楽を有料コンテンツとして配布したり、海賊版がインターネットで配布されるのを防いだりすることができる。

WMV【Windows Media Video】

動画圧縮標準のMPEG-4を元にMicrosoft社が開発した動画形式。Windows標準のメディアプレーヤーである「Windows Media Player」が標準でサポートしている形式の一つ。
ネットワーク配信を前提に設計されており、高い圧縮率、ストリーミング再生のサポート、DRM(著作権保護技術)によるコピー制御への対応などが特徴。

Xvid

オープンソースのMPEG-4ビデオコーデック。DivXNetwork社のOpenDivXプロジェクトから派生して生まれたコーデックで、DivXコーデックを商用製品として開発するという方針に反発した一部のプログラマによって開発が続けられたため、DivXの綴りを逆さまにしたXvidという名前がつけられた。当初は「XviD」という名称だったが、2006年10月より最後のDが小文字になった「Xvid」表記に改められた。GPLに基づいて配布されるフリーソフトウェアである。
Windows、Mac OS X、Linuxなど、多くのプラットフォームで動作し、コーデックをインストールすることで、Windows Media Playerなどでの再生が可能となる。また、一部のDVDプレーヤーでは、DivX、WMVなどと共に、再生可能な形式としてサポートされている。Xvidは音声の圧縮を対象としていないので、動画を圧縮する際にはOgg Vorbisなどの音声圧縮フォーマットとともに用いられる。

YUV

輝度信号(Y)と、輝度信号と青色成分の差(U)、輝度信号と赤色成分の差(V)の3つの情報で色を表す形式。人間の目が色の変化よりも明るさの変化に敏感な性質を利用して、輝度情報により多くのデータ量を割り当てることで、少ない画質の劣化で高いデータ圧縮率を得ることができる。テレビや、JPEG、MPEGなどの圧縮技術に用いられる。パソコンのディスプレイに表示するにはRGB形式に変換する必要がある

YUV420

色の表現方法であるYUV方式の一つで、1ピクセル当たり12ビットのデータ量で色情報を表現する方式。
YUV420方式は、2×2の4ピクセルの中から輝度情報(Y)を4サンプル、最初のラインの2ピクセルから輝度と青色成分の差(U)を1サンプル、次のラインの2ピクセルから輝度と赤色成分の差(V)を1サンプル採る方式。
8ビット量子化を行った場合に4ピクセルで48ビット、1ピクセル当たり12ビットのデータ量になるため、同じく12ビットで表現するYUV411とともに「YUV12」と総称されることが多い。

YUV422

色の表現方法であるYUV方式の一つ。隣り合う2つのピクセルを1セットとして一部の情報を共有することにより、画質の劣化を防ぎつつデータ量を削減している。
YUV422では、輝度情報(Y)は各ピクセル独立に8ビットが与えられるが、輝度と青色成分の差(U)、輝度と赤色成分の差(V)は、それぞれ8ビットのデータを隣り合うピクセルで共有する。これにより、各要素8ビットの階調を維持しながら、2ピクセルで32ビット、1ピクセルあたり16ビットで色を表現している。

アップコンバート【up convert】

映像の画面サイズをより大きなものに変換すること。特に、従来のアナログテレビ放送(SDTV)の大きさにあたるSD品質の映像を、高精細テレビ(HDTV、ハイビジョン)サイズのHD品質に拡張ること。逆に、画面サイズを縮小する変換のことを「ダウンコンバート」(またはダウンスケーリング)という。
一般的なSD品質の映像は横640×縦480ピクセルで構成され、アップコンバート処理によってこれをHD品質の1280×720あるいは1920×1080に引き伸ばす。両者ではアスペクト比(縦横比)が4:3と16:9と異なるため、この違いをどのように補うかによっていくつかの変換方式がある。
「サイドパネル」方式では、元の映像の左右に黒い部分を追加して横幅を広げ、横長の縦横比に対応させる。「上下カット」方式では、元の映像の上下の部分をカットして横長にする。変換後の映像は上下部分が失われてしまう。「アナモフィック」方式では、元の映像を均等に左右に引き伸ばして横長にする。映像が縦に潰れた歪んだ形になってしまうため、もともとHD映像を横に潰してSD映像に変換したものを元に戻すような場合にしか使われない。

アップスケーリング【up scaling】

映像の画面サイズをより大きなものに変換すること。特に、従来のアナログテレビ放送(SDTV)の大きさにあたるSD品質の映像を、高精細テレビ(HDTV、ハイビジョン)サイズのHD品質に拡張ること。逆に、画面サイズを縮小する変換のことを「ダウンコンバート」(またはダウンスケーリング)という。
一般的なSD品質の映像は横640×縦480ピクセルで構成され、アップスケーリング処理によってこれをHD品質の1280×720あるいは1920×1080に引き伸ばす。両者ではアスペクト比(縦横比)が4:3と16:9と異なるため、この違いをどのように補うかによっていくつかの変換方式がある。
「サイドパネル」方式では、元の映像の左右に黒い部分を追加して横幅を広げ、横長の縦横比に対応させる。「上下カット」方式では、元の映像の上下の部分をカットして横長にする。変換後の映像は上下部分が失われてしまう。「アナモフィック」方式では、元の映像を均等に左右に引き伸ばして横長にする。映像が縦に潰れた歪んだ形になってしまうため、もともとHD映像を横に潰してSD映像に変換したものを元に戻すような場合にしか使われない。

インターレース【interlace】

テレビやディスプレイなどが、1回の画面表示を奇数段目と偶数段目の2回の走査に分けて行うこと。1回の走査で画面表示を行う方式はノンインターレースとかプログレッシブと呼ばれる。インターレース方式は動画を表示する際にちらつきを抑えられるため、ほとんどのテレビで採用されている。一方、コンピュータのディスプレイは、静止画や文字を表示することが多く、インターレース方式だとちらつきやにじみが生じるため、ほとんどはノンインターレース方式である。

エンコーダ【encoder】

情報を一定の規則に基づいてデータに置き換えて記録したり、ある形式のデータを一定の規則に基づいて別の形式のデータに変換する装置やソフトウェア。画像や動画のデータを作成・変換するものや、データ圧縮や暗号化を行うものなどがこれに含まれる。このような処理のことを「エンコード」(encode:符号化)という。これとは逆に、エンコード前の情報やデータに戻すことを「デコード」(decode:復号)、そのような処理を行う装置やソフトウェアを「デコーダ」(decoder)という。

エンコーディング【encoding】

情報を一定の規則に従ってデータに置き換えて記録すること。また、ある形式のデータを一定の規則に基づいて別の形式のデータに変換すること。データ圧縮や暗号化などもこれに含まれる。エンコーディングを行う装置やソフトウェアを「エンコーダ」(encoder)という。エンコーディングされたデータをエンコーディング前の情報やデータに戻すことを「デコード」(decode:復号)という。

オーサリング【authoring】

文字や画像、音声、動画といったデータを編集して一本のソフトウェアを作ること。プログラミングを伴う場合もあるが、一般には複数のマルチメディア要素を編集・統合して一つのタイトルとしてまとめることをオーサリングと呼ぶ。このため、単なる動画編集やプログラム作成はオーサリングとは呼ばない。構成要素や動作環境の違いによって「CD-ROMオーサリング」「Webオーサリング」などと呼び分けられるが、最近ではDVDタイトルの作成を指して単に「オーサリング」と呼ぶことが増えている。オーサリングのためのソフトは「オーサリングソフト」「オーサリングツール」と呼ばれる。

キャプチャ【capture】

捕獲(する)、争奪(する)、占領(する)などの意味を持つ英単語。ITの分野では、装置やソフトウェアなどから出力されたデータを、別の装置やソフトで取り込んで保存するという意味で用いられる。
単にキャプチャといった場合は、ディスプレイに表示されている画面を取り込んで画像データとして保存する「画面キャプチャ」か、テレビ放送などの映像を動画データに変換してコンピュータに取り込んで保存する「ビデオキャプチャ」のことを指す場合が多い。

コピーワンス【copy once】

デジタルコンテンツの著作権保護方式の一つで、一度だけコピーを許可する方式。また、そのような方式を実現するコピー制御技術。
BSデジタル放送、地上デジタル放送では著作権保護にコピーワンスが採用されている。これは、動画データをコピー制御信号で暗号化して送信し、B-CASカードの挿入されたチューナーで復号してテレビ受像機に表示する。コピー制御信号を含む映像信号をハードディスクレコーダやDVDレコーダに録画するとコピー制御信号が「コピー不可」に書き換わり、それ以降デジタルコピーができなくなる。
ハードディスクレコーダなどからD-VHSなどへ映像データを「移動」させることは可能だが、あくまでも「移動」のため元のデータは消去される。

コマ落ち【drop frame】

動画の再生時に、何らかの原因で再生できないフレーム(コマ)が生じること。
ハードディスクの処理速度や、圧縮された画像データを展開する処理が映像の進行に追いつかなくなった時などに生じる。コマ落ちが生じると画像の動きが滑らかでなくなってしまう。

コンテナ【container】

プログラミングの分野で、データやオブジェクトなどをまとめて格納するためのデータ構造やクラスなどの総称をコンテナということがある。この意味でのコンテナには配列やリスト、スタック、キューなどが含まれる。
音声や動画のデータ圧縮の分野で、データの格納方式のみを定めたファイルフォーマットをコンテナ(あるいはコンテナフォーマット)という。圧縮形式は複数の中から選択でき、記録・再生のためにはその形式に対応したコーデックを用意する必要がある。

コンバータ【converter】

変換器という意味の英単語。データや信号などをある形式から別の形式に変換する装置やソフトウェアのこと。変換することをコンバートという。

コンバート【convert】

変換(する)、変形(させる)、交換(する)、転向(する)、切り替え(る)などの意味を持つ英単語。データや信号などをある形式から別の形式に変換すること。変換させる装置やソフトウェアのことはコンバータという。

コンポジットビデオ【composite video】

輝度信号と色信号をまとめ、映像信号として1つの信号で送信するビデオ信号方式。受信側が再生する際には、2つの信号をY/C分離フィルタで分離させる必要がある。
これに対し、S-VHS、DVD で用いられているコンポーネントビデオでは、輝度情報と色情報を別々に記録するため画質の劣化がコンポジットビデオに比べれば少ないと言われる。

順次走査【ノンインターレース】

テレビやディスプレイなどが、1回の画面表示を1回の走査で行うこと。これに対し、奇数段目と偶数段目の2回の走査で1回表示を行う方式はインターレースという。コンピュータのディスプレイは静止画や文字を表示することが多く、インターレース方式だとちらつきやにじみが生じるため、ほとんどは順次走査である。インターレース方式は動画を表示する際にちらつきを抑えられるため、ほとんどのテレビで採用されている。

ストリーミング【streaming】

インターネットなどのネットワークを通じて映像や音声などのマルチメディアデータを視聴する際に、データを受信しながら同時に再生を行う方式。従来、このようなコンテンツを閲覧するためには、すべてのデータを受信するまで待たねばならなかったため、電話回線など、転送速度の低い回線では閲覧することはできなかったが、ストリーミング方式のアプリケーションソフトを使うことにより、低速な回線でもマルチメディアデータのリアルタイム再生が可能となった。

スーパーインポーズ【superimpose】

重ね合わせるという意味の英単語。映像に字幕や図形、画像などを重ね合わせて合成すること。「字幕スーパー」のスーパーはスーパーインポーズの略。「テロップ」とも呼ばれる。
写真などの画像に文字や別の画像を重ね合わせて合成することや、機械の操作画面で背景に付加情報を重ね合わせて表示することなどをスーパーインポーズということもある。

ソフトウェアエンコーダ【software encoder】

動画や音声の符号化・データ圧縮を行うソフトウェア。動画編集ソフトやメディアプレーヤーのアドオンなどの形で提供される。データの復号・再生を行うデコーダも兼ねているものはソフトウェアコーデック(CODEC)という。
専用のハードウェア(ハードウェアエンコーダ)に比べ処理速度では劣るが、ソフトウェアを切り替えれば様々な形式に対応できる。パソコンで動画データをエンコードする場合、かつてはCPUが非力だったため専用のハードウェアを搭載した拡張カードでハードウェアエンコードを行う方式が主流だったが、最近では圧縮形式が多様化したことと処理性能が向上したことから、ソフトウェアエンコードが用いられることが多い。

ソフトウェアデコーダ【software decoder】

圧縮・符号化された動画や音声などのデータを復号し、再生するソフトウェア。メディアプレーヤーのアドオンなどの形で提供される。圧縮・符号化を行うエンコーダも兼ねているものはソフトウェアコーデック(CODEC)という。
専用のハードウェアでデコードする場合に比べシステムへの負荷は大きいが、形式に応じてソフトウェアを用意することで様々な形式のコンテンツを再生できる。パソコンの処理性能が低かった頃は、動画の再生に拡張カードなどが必要な圧縮形式もあったが、近年ではパソコンの性能が向上したため、ソフトウェアデコーダが利用されることがほとんどである。

デコーダ【decoder】

一定の規則に基づいて符号化されたデータを復号し、もとのデータを取り出すソフトウェア。LSIチップに実装されてハードウェアとして提供される場合もある。圧縮されたデータの復元や、暗号の解読などを行うものがこれにあたる。データを一定の規則に基づいて符号化するソフトウェアをエンコーダという。

デジタルウォーターマーク【digital watermarking】

画像や動画、音声などのマルチメディアデータに、画質や音質にはほとんど影響を与えずに特定の情報を埋め込む技術のこと。著作権情報を埋め込むために利用されることが多い。
何も描かれていないように見える部分に反対側から強い光を当てると像が浮き上がる「透かし」技術は紙幣などに使われているが、これになぞらえて、電子データ中に一見すると見ることのできないデータを埋め込むことを電子透かしと呼ぶ。
「透かし」データを埋め込まれた画像などのデータは、一見すると元のデータと変わりないように見えるが、専用の電子透かし検出ソフトに読み込ませると、作者名やコピー回数などの埋め込まれた情報が表示される。これにより、不正コピーやデータの改ざんなどを防ぐことができる。さらに、データの改ざんの事実だけでなく改ざんされた個所も具体的に特定できるようにすることも可能である。

トランスコーディング【transcoding】

ある形式で圧縮・符号化された動画データなどを、別の形式に変換したり解像度などの異なるデータに変換したりすること。通常は、同じ形式で解像度などの設定を変更してデータを生成することを指し、その際、デコードや解凍を行わずに元の形式のまま高速に変換することを言う。パソコン向けの解像度の高い動画データを携帯電話などで見られるよう容量の小さい低解像度のデータに変換する際などに利用される技術である。

ノンインターレース【non-interlace】

テレビやディスプレイなどが、1回の画面表示を1回の走査で行うこと。これに対し、奇数段目と偶数段目の2回の走査で1回表示を行う方式はインターレースという。コンピュータのディスプレイは静止画や文字を表示することが多く、インターレース方式だとちらつきやにじみが生じるため、ほとんどはノンインターレースである。インターレース方式は動画を表示する際にちらつきを抑えられるため、ほとんどのテレビで採用されている。

ノンリニア編集【nonlinear editing】

ビデオテープなどに記録された動画をいったんハードディスクなどの記憶装置にデジタルデータとして取り込み、それをパソコンなどで編集する手法。いったんデジタル化した画像は、編集を繰り返しても画質が劣化しない。また、再生速度に合わせて編集する必要がないため初心者でも容易に編集できる。パソコン上で編集するため、編集ソフトに用意された多彩な特殊効果を使用できるというメリットもある。ただし、元の動画をコピー(やエンコード)するのには高速な処理装置と大容量の記憶装置が必要であり、また編集をはじめるまでに時間がかかるという欠点もある。

ハイデフィニション【HD】

テレビなどの映像の画質・解像度の水準を表す用語の一つで、旧来のアナログテレビよりも有意に高い解像度を持つ高精細なもののこと。ハイデフィニション画質のテレビ放送自体のことはHDTV(High Definition Television:高精細テレビ放送)ということがある。
厳密な定義が決まっているわけではないが、画面を構成する画素数が概ね1280×720ピクセル前後か1920×1080ピクセル前後のもの(および、これより大きなもの)の総称として使われることが多い。1920×1080ピクセルの解像度のことは特に「フルHD」(Full HD)と呼ばれることがある。
旧来のアナログテレビに相当する画質のことは「SD」(Standard Definition:標準画質)と呼ばれ、640×480ピクセル前後あるいは720×480ピクセル前後のものがこれに該当する。ハイデフィニションはSDに比べ単に解像度が高いだけでなく、画面の縦横の比(アスペクト比)が横長になっている(1920×1080の場合16:9)という特徴がある。

ビットレート【bit rate】

単位時間あたりに何ビットのデータが処理あるいは送受信されるかを表す語。単位としては「ビット毎秒」(bps:bits per second)を使うのが一般的。圧縮された映像データや音声データが1秒あたりどのくらいの情報量で表現されているかを表したり、通信回線が1秒間にどのくらいのデータを送受信できるかを表したりするのに使う。

ビデオキャプチャ【video capture】

ビデオデッキなどの映像機器から、映像と音声をデジタルデータとしてコンピュータの中に取り込むこと。
近年、パソコンの表示能力やCPUの処理能力が高まり、ハードディスクの容量も増えたことから、安価なパソコン上でも動画の作成・編集が可能になった。
このため、ビデオの内容をそのままパソコン上の動画形式のデータとして取り込む機能を持った拡張カード(キャプチャカード)が売られるようになってきた。カードによっては、データ取り込み時にデータの圧縮を行う機能を持つものもある。

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