【作品】microSD画像の合成
図版5-3-2「microSDメモリカードアダプタのロック機能」と6-1-2「microsdメモリカードアダプタへの接続」の図版の作り方を説明します。
Photoshopのカラー設定
Photoshopを起動したら、編集メニューから「カラー設定」を選びます。
「設定」を「プリプレス用 日本-2」に設定し、「CMYK」をJapan Color 2001 Uncoated」に設定します。
画像データの加工
ファイルを開き、別名保存する
支給データ内の「adapter.jpg」「microSD.jpg」をPhotoshopで開きます。
プロファイルの不一致のアラートが出るので、「ドキュメントのカラーを作業スペースに変換」を選んで開きます。
直ぐにファイルメニューから「別名で保存」を選んで、加工用フォルダに保存します。フォーマット「Photoshop」、カラープロファイルの埋め込みはチェックします。
画像解像度の設定
イメージメニューから「画像解像度」を選びます。「画像の再サンプル」のチェックが外れている状態で、解像度を「350ppi」に設定します。
傾き補正
「ものさしツール」を使って画像の傾きを補正します。画像の水平か垂直にしたいラインに合わせて、ものさしツールでラインを合わせます。
オプションバーの「レイヤーの角度補正」をクリックします。
傾きが補正されました。
画像の向きを合わせる
microSDとmicroSDアダプタを縦向きで使うか、横向きで使うかを決めて、どちらかの画像を回転させて向きを合わせます。
イメージメニューの「画像の回転」を使用します。
修復作業(ゴミ取り)
「スポット修復ブラシツール」や「コピースタンプツール」を使用して、画像内のキズや汚れを修復します。
元レイヤー(背景)を直接修復してしまうとやり直せなくなるので、レイヤーを追加します。
「スポット修復ブラシツール」や「コピースタンプツール」を使用して修復しますが、透明レイヤーで修復するのでコピースタンプツールではオプションバーのサンプルを「すべてのレイヤー」に設定します。
スポット修復ブラシツールではオプションバーの「全レイヤーを対象」をチェックします。
microSDやmicroSDアダプタの外側は切り抜くので、修復する必要はありません。
画像の切り抜き
microSDとmicroSDアダプタは切り抜いて使用します。選択系ツールで選択範囲を作成してマスクをしても構いませんし、ペンツールを使用してパスを作成し選択範囲に変換してマスクを掛けても、クリッピングパスで切り抜いても構いません。
選択範囲を作成しました。
選択範囲外のピクセルは不要なので、イメージメニューの「切り抜き」を選択し削除します。
レイヤーを統合する必要があるので、上書き保存後に「別名で保存」し統合前の画像を保存しておきます。
レイヤーパネルのパネルメニューから「表示レイヤーを結合」を選びます。
レイヤーが結合されます。
レイヤーマスクを追加して切り抜きます。切り抜いたら上書き保存しておきます。
microSDの画像も同様の手順で、切り抜きます。