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InDesign CC 2014の固定レイアウトEPUB書き出し(1)

InDesign CC 2014の固定レイアウトEPUB書き出し(1)

InDesign CC 2014から固定レイアウトのEPUBが書き出せるようになりました。

いろいろと検証を進めていこうと思いますが、初めはInDesignのレイアウトが「見開きページ」でドキュメントが作成されている状態から固定レイアウトのEPUBを書き出してみました。

InDesignのドキュメントは「見開き」の設定で、1ページ毎に画像ファイルを配置してあります。

InDesignのページパネル
InDesignScreenSnapz001

 

ファイルメニューから書き出しを選択し、「EPUB(固定レイアウト)」を選びます。

InDesignScreenSnapz002

 

今回は、書き出しオプションの「スプレッドコントロール」の項目の設定を切り替えてどう書き出されるかを検証します。
検証にはiPhoneのiBooksを使用しています。

 

ドキュメント設定を基準にする」を選びました。
InDesignScreenSnapz_A

 

iPhoneをPortrait(縦向き)にした場合の表示です。
1ページ目
ReflectorScreenSnapz_A1

2-3ページ目
FinderScreenSnapz_A2

Landscape(横向き)での表示です。
1ページ目
ReflectorScreenSnapz_A3

2-3ページ目
ReflectorScreenSnapz_A4

 

EPUBを解凍して、content.opfファイルのmetadataを確認してみると、下記のようになっていました。
rendition:layout pre-paginated(固定レイアウト)
rendition:orientation landscape(横向きに適している)
rendition:spread both(縦横どちらの向きでも見開きで表示)

CodaScreenSnapz_A

 

 

次に「スプレッドを横置きページに変換」を選びました。
InDesignScreenSnapz_B

 

iPhoneをPortrait(縦向き)にした場合の表示です。
1ページ目
FinderScreenSnapz _B1

2-3ページ目
FinderScreenSnapz _B2

Landscape(横向き)での表示です。
1ページ目
FinderScreenSnapz_B3

2-3ページ目
FinderScreenSnapz_B4

 

EPUBを解凍して、content.opfファイルのmetadataを確認してみると、下記のようになっていました。
rendition:layout pre-paginated(固定レイアウト)
rendition:orientation landscape(横向きに適している)
rendition:spread none(見開きにしない)

CodaScreenSnapz_B

 

 

次に「合成スプレッドを有効にする」を選びました。
InDesignScreenSnapz_C

 

iPhoneをPortrait(縦向き)にした場合の表示です。
1ページ目
FinderScreenSnapz_C1

2-3ページ目
FinderScreenSnapz_C2

Landscape(横向き)での表示です。
1ページ目
ReflectorScreenSnapz_C3

2-3ページ目
ReflectorScreenSnapz_C4

 

EPUBを解凍して、content.opfファイルのmetadataを確認してみると、下記のようになっていました。
rendition:layout pre-paginated(固定レイアウト)
rendition:orientation landscape(横向きに適している)
rendition:spread both(縦横どちらの向きでも見開きで表示)

CodaScreenSnapz_C

 

 

次に「スプレッドを無効にする」を選びました。
InDesignScreenSnapz_D

 

iPhoneをPortrait(縦向き)にした場合の表示です。
1ページ目
ReflectorScreenSnapz_D1

2ページ目
ReflectorScreenSnapz_D2

Landscape(横向き)での表示です。
1ページ目
ReflectorScreenSnapz_D3

2ページ目
ReflectorScreenSnapzD4

 

EPUBを解凍して、content.opfファイルのmetadataを確認してみると、下記のようになっていました。
rendition:layout pre-paginated(固定レイアウト)
rendition:orientation portrait(縦向きに適している)
rendition:spread none(見開きにしない)

CodaScreenSnapz_D

 

以上、4パターンの設定を試してみました。

 

紙媒体と同じように見開きでレイアウト したドキュメントでは、「ドキュメント設定を基準にする」「スプレッドを横置きページに変換」「合成スプレッドを有効にする」の3パターンは同じ表示結果となりました。
3つともデバイスを横向きにした時に適した表示の設定なので当たり前かもしれません。

4番目の「スプレッドを無効にする」を設定した場合は、デバイスを縦向きにした時に適した表示で1ページずつ表示されます。

 

 

縦向きで1ページずつ、横向きで見開きに表示
ただし、場合によってはデバイスを縦向きにしている時は1ページずつ表示し、デバイスを横向きにした場合に見開きで表示させたいという場合もあるかと思います。

その場合は、「ドキュメント設定を基準にする」で書き出したEPUBファイルを解凍し、「OEBPS」フォルダの「content.opf」ファイルを開きます。
metadata内のrenditionの設定を下記に変更します。
rendition:layout pre-paginated(固定レイアウト)
rendition:orientation auto(リーダーアプリに依存)
rendition:spread landscape(横向きの時に見開きで表示)

CodaScreenSnapz_E1

上記の設定に変更したら保存し、ターミナルを使ってEPUBに再度圧縮します。ターミナルを使った圧縮の方法は過去の記事をご覧ください。
ターミナルを使ってEPUBに圧縮する

 

iPhoneをPortrait(縦向き)にした場合の表示です。
1ページ目
ReflectorScreenSnapz_E2

2ページ目
ReflectorScreenSnapz_E3

3ページ目
ReflectorScreenSnapz_E4

Landscape(横向き)での表示です。
1ページ目
ReflectorScreenSnapz_E5

2-3ページ目
ReflectorScreenSnapz_E6

 

renditionのプロパティは、リーダーアプリによっても挙動が変わってくると思いますので、単ページずつ表示した方が良いかもしれません。

InDesign CC 2014の固定レイアウトEPUBに関しては、また検証していきたいと思います。

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