jittodesign blog

デザインやグラフィックソフト、カメラなどに関するブログです。

Illustrator CC 2014版

約2分
Illustrator CC 2014版

CC版の17.1.0のアップデートが掛かるまでは、曲線のセグメントをダイレクト選択ツールで編集した際には、当然方向線の長さは可変することになりますが方向線の向きは固定されていました。
固定されることでパス作成の作業はアンカーポイントを「どこに打つか」と「方向線の向き」に集中していれば、後からセグメントを修正することで思い通りの曲線を作れました。隣り合ったセグメントに影響を与えずにその箇所のセグメントだけの編集ができます。

ところが、17.1.0のアップデートからこれまでの仕様から改悪されたのです。
セグメントを編集すると方向線の長さだけでなく、方向線の向きまで可変してしまうようになりました。当然スムーズポイントの場合は隣り合ったセグメントまで移動してしまいます。こっちのセグメントを合わせると隣のセグメントが動いて、隣を直すとまたこちらが…。

PhotoshopでもCS6から同じ挙動になりましたが、パス選択ツール(パスコンポーネント選択ツール)のオプションバーの「固定パスのドラック」のチェックを外せば以前の挙動に戻せました。
しかし、パスを作るソフトであるIllustrator CC版にはPhotoshopのような設定箇所が見当たりません。アドビに質問&要望も出したのですが、いつもの「仕様です」の回答でした…。

先日リリースされたIllustrator CC 2014版では、上記の改悪な仕様がみごと見直されました。
環境設定の「選択範囲・アンカー表示」に「セグメントをドラッグして固定パスをリシェイプ」という項目が追加され、チェックを入れるとCS6までの仕様でパスが操作できるようになります。

こちらがIllustrator CC版の環境設定>選択範囲・アンカー表示

たぶん多くのユーザーから要望があったんだと思います。ただし、1年後のメジャーアップデートの前に、もっと早く対応してほしいものです。

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